最近、短歌がおもしろい
自分はどうにも粘着質なタイプのようで。
普通の人なら胸のうちに留めておくようなことを、普段は我慢してるつもりだがある瞬間に、突然感情が爆発して、自分の思いをSNSに連投する時がある。
そのたびに周りから人が消えていく。
これが仮に、他の人が同じようなことをしているのを見たら自分はどう思うか?
嫌だな、と感じる。
うざってなる。
だとするなら、自分も同じようなことをしてはいけない。
ただ、ふつふつと内面に積もる思いをどう消化すればいいのか?
大抵のことは、時間が経てば忘れられる。
でも、ふとした時に「これを俳句にすればいいのでは?」と思い付いた。
俳句なら「五七五」というフォーマットに落として込めばいいので、そんなに長い言葉にならない。
ただ俳句の場合は「季語」というものが必要とされる。
季語なんて知らん。
「季語辞典」なんてものがあるのか知らないけど、あるならそれを買って、季語を覚えればいいのか?めんどいな。そう思ってた。
ところが最近、短歌が流行ってるというのを目にした。
短歌の場合、俺が苦手とする「季語」がなくても平気らしい。
これなら俺にも出来るかも!!!
そう思って、思い付いた時に自分の言葉を「五七五七七」の範囲におさまるようにして、SNSに投稿するのだが、これがなかなか難しい。
日本人の頭には、五七調というものが染み付いてるらしく、五七のリズムに乗せると気持ちよく感じてしまう、と誰かが言ってた気がするが、自分の場合。「五七五」の長さでおさまってしまう程度のことしか言いたいことがなく、短歌の長さにすると「五七五」で表現し切れるところを、水増ししてるなと思ってしまった。
ならば、後半の「七七」の部分で別の展開をつくらないと面白くない。
ちょっと熟考する必要があると思った。
これは自分が子供の時分に大ベストセラーになった歌集のうちの、代表的な作品。
「この味を」だけでは、次の展開はまだ読めない。
「いいねと君が 言ったから」・・ということは、これは恋人間であったやり取りを思わせる。
「七月六日は」・・・という日付は本当は二人にしか分からない日にち。ここまでは、二人の間でだけ通じる会話である。
「サラダ記念日」・・・という聞いたこともない名前の記念日が唐突に出てくるが、「この味」とはサラダの味であることがわかり、なんてことはないひと言だったのだろうけど、詠み人の心に深く染み入ったことが想像できる。
こんなに面白いものは俺には読めない・・・強すぎでしょ!?
そう思ったけど、なんとか自分にしか出せないものはないか。
そんな最中、SNSにやばい奴が居た。
エックス(旧ツイッター)で、認証バッチをつけている夜職の女。
晒すつもりはないので、名前は伏せるが、言葉だけはそのまま引用しておく。
ラランドのサーヤがYouTubeで「ツイッターで認証バッチをつけているのは、金払ってまで140文字以上モノを言いたい激ヤバ人間」と、気持ちいいことを言ってくれてるのだが、まさにその典型だな、と思った。
そもそも、この人が何を言いたいのかよくわからない。
読んだ通りのことなのかも知れないけど、「戦慄迷宮」、「ぽっくん」。その独特なワードセンス。この人は自分に酔っているタイプの女なのだな、と思った。
この人の言っていることはわかる。
こういう世界の連絡先の交換は、仕事のこと、この場合は姫予約に限ったもので、それ以外の部分を求めんなよ!
それだけである。
でもそこに「舐めるも舐めないもあるかい!我々が舐めるのは身体だけじゃい!」って言葉を思いついちゃったんだろう。
そこに至るまでの部分に「戦慄迷宮」とか「ぽっくん」とか余計なワードを付け足して、とても気持ちが悪いと思いました。
そして、俺は直接聞いた訳じゃないから分からないけど、もしかしてそのお客様が言ってる「舐められてる」は、こういう意味かも知れないじゃん?というのがあって。
本来、仕事のこと以外で連絡しないでって言う考えはわかるし、自分もそういう時しか連絡ってしないんだけど。
夜の営業のやり方もいろいろじゃん??
キャバ以外の夜の世界でも、キャバクラのテクニックを使ってくる奴もいるでしょ?もしかしたら、そのお客様は「そいつは風俗嬢としてはイマイチだけど、さびしい時にかまってくれるから指名してんだよなー」って思ってたとしたら、それは「手抜き」になるんじゃないですかね?
それにこれって密室で交わされた会話でしょ?
それを自分の言葉という調味料でアレンジしまくって、自分の言いたいことに言い換えて、人目につく場所で晒すってどういうこと??きっしょ。
・・・まあ、そういう人とは絡まないのが一番なんだけど、たまたま魔がさして、その投稿を引用して「異議あり」とだけ書いた。
その後に、上に書いたようなことを書くつもりでいたのに、それを書く前に投稿元の激ヤバ人間からリプが来た。
・・・いや、俺はアンタのこと何にも知らないし、他人の意見を聞く前にアンチ認定ですか?
その思考、やばすぎない?
あの、お仕事でやってるSNSですよね?
まだ客にもなってない奴の気分害するようなことして、あなたにどういうメリットがあるのかな?炎上売りですか?
お互い知らない間柄だったので仕方がないとは言え、俺的にはフリースタイル16小節×2本のバトルなのに、自分のターンの時に割り込まれた気分だよ?
あの、引用リツイしてから一分後に「アンチ認定」は早すぎ。
そういうノリでやってんのか知らんけど、俺は面白いと思わへんし、もうちょっとその人の投稿とか見てからリプつけた方が良かったんちゃう??
ドン引きした俺は、自分の意見を述べるのはやめにして、その時の思いを短歌にした。
それらは「短歌」の名を借りたdisで、でも批判がきたら「何言ってんの?短歌だよ?」という言い訳を担保した上で述べたもので、美しくもなんともない。
こりゃだめだと思ったので、いったん止めにした。
見方を変えると、激ヤバ人間の挑発に乗った俺もバカだった。
あんな奴と絡んでも何の得もないので、流しておけば良かった。
そこで終わりにするつもりだったのだけど、頭の片隅にこのことが残っていたんだろう。
数日後、こんな短歌を思い付いてしまった。
これは相当な皮肉なんだけど、「五七五七七」のフォーマットに上手くハマってるし、なんか気持ちええやん?
そう思って、つい投稿してしまった。
実は、これとは別に言いたいエピソードがもうひとつあって。
実はこれが本題だったのだけど。
自分は短歌をつぶやくうちに「狂歌」というジャンルがあることを知った。ウィキの説明なんだけど、「社会風刺や皮肉、滑稽を盛り込んだ『五七五七七』の音で構成した諧謔形式の短歌」のことを言うらしい。
これは実に自分らしい。
そう思って、投稿した短歌がある。
最近エックス(旧 ツイッター)では、「コンカフェ嬢、営業ください」という投稿を目にすることがよくある。
コンカフェ界隈ではエックスは必須の営業ツールで、それを逆手に取った、いいねが欲しいだけの、無料でかまってもらいたいだけの貧乏乞食がよく投稿する、ある種の定型文なんだけど「よくそんな下品なことが出来るな」と、俺は見下して見ていた。
しかし、そのワードを投稿することで誰にでも「いいね」がえぐいほど来る。
俺はそんな下品なことはしないつもりだけど、こんな形にすると面白くないか?と思って、それを短歌という形に潜り込ませて投稿した。
この短歌に画像も添付しておいた。
治安の悪そうな画像を一枚目に添付、二枚目以降は「狂歌」についてのスクショ。「それにつけても金の欲しさよ」は、狂歌の代表例のうちのひとつ。
こんなにわかりやすく説明しても、どうせ「いいね」は来るんだろうな・・・という暇人の釣りみたいなことをあえてやってみたんだけど。
これに60ぐらい「いいね」が来たら、晒してネタにしようと思ってたのだけど、予想外のことが起きた。
「いいね」は今のところ、20も来てなくて、ネタにならんと思っていたのだけど、なんとその「いいね」をつけてる中に、自分が何度も出会ったことのあるキャストさんがいたのだ。
そのキャストさんとは、その垢では繋がってない。
まったくの知らん奴の、こんなわかりやすいレトリックに、自分の知ってる人が引っ掛かってくると思ってなかった。そういうのを避けるために「#秋葉原」と書いておいたのにな(自分が遊んでるのは大阪)。
これは単純に肝が冷えた。
勝手な憶測だけど、これ本人が「いいね」してないでしょう。スタだよね?まあ、本人がしてたらもっと最悪。
これ、エピソードとしては面白いけど、本人に伝えても困らせるだけだし、自分の胸のうちに秘めるつもりでいた。
しかし、最近贔屓にしてる系列で遊んでる時に、該当の。その「いいね」をくれたその店に、この後行かないか?と誘われた。
俺は上記のような経緯があったので、楽しめる気がしなかったので断ったのだけど、言わなくていいことまで言ってしまった。
「ごめんやけど、あの店に対して、ちょっと印象悪いから、しばらく行きたくないんよな」
そんなこと言われたら相手は気になるよね??
・・・で、どうしようと思ったんだけど、その人は店の中でもベテランで、返しもバツグンだし、どんな反応を返すかな?という興味もあって、見せてみた。
あんなに困ったあの人の顔を俺は初めて見た、ような気がした。
別にいいんだけどさ、コンカフェって「かわいい」を金に変えるビジネスなんでしょ?じゃあ、「可愛くない」片鱗の見ちゃった俺はちょっと冷めちゃったのよ。
そりゃ、俺ってわかってたら「いいね」は来なかったかも知れない。
俺もほんのいたずら心のつもりで投稿した遊びだったし、本当に運が悪かったとしか言いようがない。
だから、クレームのつもりでも何でもなくて、ただのエピソード。
これ、当事者以外は楽しんで読めるものになってると俺は思ってる。
本当はエックスに、「昨日はメガネとピアスと・・・あと何か失くものをした気がする」という匂わせを書こうと思っていたけど、それじゃ通じないし(通じなくていいんだけど)、まあ思い切ってそのまま書くのもアリでしょ?と思って、これを書いてみた。
これをまとめると、冒頭に書いた「自分はどうにも粘着質なタイプなようで」という言葉に尽きると思う。
こういうのは大人な人はやらないだろうし、胸のうちに秘めておくべきことなのだろう。これを書いてしまうあたり、自分はまだ幼稚だと思うし、そうだな・・・気をつけてねー、ってことが言いたいぐらい。
でも、こんなの気を付けようがないよね??別垢の投稿なんだもん。
それに、この何にでも「いいね」付けるのは業界全体のやり方で、その一つ一つを精査なんてやらないし、やってられないと思うし。
俺はつい癖で、こんなバイブスをぶつけてしまうんだけど、これって今の人からしたら「うざい」と感じるんでしょ?
まあ、そう感じるのは人の自由だし、勝手に思ってくれてたらいいんだけど、悪いけど俺は客で君たちは商売でこれをやってるんだよ。
で、指摘した時に何も言えなかったってことについては、どう思う?
そんな些細なことは相手にしてられない??
・・・とまあ、界隈の底を知ってしまった気がした。
とは言え、これを伝えた上で通うのを止めるほどの覚悟でこれを書いていない。
まあ、反応を見てみたいという気持ちもあるけど、これに関しては反応しないがそちら側の正解だと思うので、それでいいと思ってる。
結局、何が言いたのかよくわからない文になったけど、過去に自分が思いついて投稿した短歌がある。
そういうことに尽きるのかな、と思う。
短歌をテーマにして書き始めたので、短歌で締めてみました。
これはなかなか真理を突いた、と自分では思ってるんですけど、どうでしょう??
本当は、五七五七七のフォーマットで、この文脈を感じさせないとダメよね??
・・・ということで、もうちょっと短歌がんばってみようと思います。
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