針が指し示すもの

ここ最近はずっとラジオに関することだけ書いていましたが、いま自分の中にある衝動をもって書きなぐっています。

今日5月11日に乃木坂46の27thシングルに関する情報が立て続けに公開されています。

表題曲である「ごめんねFingers crossed」についてはまたどこかで振り返りたいんですが、今回についてはそれとは別の「アンダー楽曲」について書きます。

ついさきほど、ラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」にて、アンダー楽曲『錆びたコンパス』とセンターがれなちさんであることが発表されました。

いま努めて冷静に文章を打っているつもりですが、この発表を聞いた瞬間は出先で声を上げそうになりましたし、その余韻が今なお続いています。

今回の27thシングル発表の時点でアンダー楽曲があることは確定していましたが、個人的にどういった「魅せ方」をするのかがずっと気になっていました。

この数年(感覚としては2019年以降)、のアンダーメンバーや私が参加したアンダーライブにおいてはかなり成熟したものだったと感じています。

シングルの表題曲を使わなかった横アリ、アンコールの「乃木坂の詩」以外をアンダー楽曲だけで組んだ幕張メッセ、アンダー楽曲をノンストップで披露した武道館、どれもアンダーライブとしての熱量を体感するのに十分な演出とパフォーマンスだったと思います。

ここまでやってくれると、今後アンダーライブとしてはどんなものを提示するのか、という点が気になっていました。

もう一つはアンダー楽曲の立ち位置というかアンダーメンバーそのものの存在意義が今後どうなるのかというのも新曲発表まで気になる点でした。

ここ数年は選抜・アンダー・ユニットという括りだけでなく「期別」がよりフィーチャーされる機会が増えています。
もともと1期生、2期生のころから期別曲はありましたが3期、4期性は加入当初から期別曲が用意され、そして期別の単独ライブも多数開催されています。

アンダー楽曲と期別曲の立ち位置を気にしたのは25thシングル「しあわせの保護色」で、カップリングにアンダー楽曲はなく、期別曲とユニット曲のみだった時です。

同じタイミングで加入してた同期の絆を楽曲のパフォーマンスへ反映することで良い作品へ昇華することを頭では理解しつつ(今回も11日の時点で3・4期性曲は発表されています)、では選抜とアンダーとして分けることの意味はあるのか、という引っ掛かりがあったわけです。
(だれはなでれなちさんも、どうやってセンターとして選ばれるのかは分からないと言っていたように、選ばれることの明確な基準は表に出ていません)

昨年までのアンダーライブでの突き詰めたパフォーマンスを経て、おそらく次にアンダーメンバーとアンダーライブが発表されたら「今一度アンダーというものを考えさせるものになるかも」という漠然とした気持ちで今日に至りました。

話は今日11日に戻ってきて。

アンダー楽曲「錆びたコンパス」を歌うアンダーメンバーのセンターが山崎怜奈さんと発表されました(大事なことなので2回書きました)

ツイッターのフォロワーさんが指摘していたように、だれはなでの手厚いアンダラに関する企画の数々や全体グッズでのれなちさんの立ち位置という細かいポイントから、何よりれなちさん自身の直近での活躍は逆算すればセンターを務めるにふさわしいだけの活動をし続けているわけで、どこか「他のメンバーがセンターなのだろうか」と漠然と考えていた数時間前の自分を灰にしてやりたいです。

れなちさんは乃木坂46に加入してから選抜には選ばれていません。アンダーについてもセンターを務めるのは今回が9年目にして初めてです。

ファンが一方的な思い込みでストーリーを作って感情移入するのは良くないと思いつつ、それでもこのタイミングでれなちさんがアンダーのセンターで、アンダラの座長でライブに臨むことで沸き起こるであろう様々な感情に期待せざるを得ないのです。

多少の贔屓目で文章を書いてしまった点は反省していますが、来週には「錆びたコンパス」がだれはなで公開され、そして再来週にはアンダーライブが配信で披露されるまでこのわくわくは止まりません。

「錆びたコンパス」のコンパスが何なのか、現時点では分かりません。

個人的にはれなちさんが好きな文房具としてのコンパスと、羅針盤としてのコンパスを掛けた秋元先生のれなちさんに対するあてがきなんじゃないかと予想しています(外したらすみません)。

もしあてがきだとして、れなちさんがアンダーセンターとして何を指し示してくれるのか、期待しかありません。


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