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詩 俺はヘドロ


俺はヘドロだからそれでいい
どうせ流されて、明日の家もない
やけっぱち 男も女も意思は弱く 戦うこともない

何もかもなく、無気力に何も誇れるものがないと堕落していた。生きるための仕事をして、誰かに頼れることも知らない。

わずかに出来たことは何のために、誰のために、浪費のためのサービス、ジーザス、なんてうらぶれて
たまらなく教会の赤い十字架が怖い
夜に光 赤色の拒絶 照らされても分からない
俺はヘドロだから

クズはやけっぱち この世界人間草木何もかも
確実に消え残ることもない 無常 愛情 明朗
鵺と似た鵼 同じなら空は夜に
鬱屈の壁時計 ぼぉーんと鳴り 小グモは散った
悉が有 一切生命 七面に至るまで

悟得事成 臨在天命 ざくざくと 法螺も老けずに
どうあれ展開の望み 手渡しの金 成程に
亡霊が見えています この辛い生存のために
一縷の球遊び うるさく眩しく弛緩する余暇の弾け
俺はヘドロなのか? 笑い飛ばす運 優秀は運
お前か秀でたのか ただ同じだろう

鐘の波動についぞ忘れた 事実の形容の無価値なる
蝋燭から滴り落ちんばかりの強風 ずり落ちたパトス
俺はヘドロ またはゴス の間 痣味の無味
悔いなき白樺の進む 道の果て 晒した笛
泥まみれの洪水 光の一端

うろ
 うろと
  なんだか
   このうつくしさ
    はじめまして
   たいようが
  かわいて
 おれは
いない

釘を打ち込み打ち込まれる。 そんなところです。