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詩 巨大なるもの
根っからの文字集まりに参集されていた
採集される様々は、愛として 図らずも眠気の目を抓む
痛いよ、といった空虚な感覚に浮かんで、この「」という内臓を見る
イライラと九十九折を願う
沢山の祈り、意図せず笑ってしまう
全ては巨大なものへの崇拝から始まる
忘れ去らるる足元注意の看板とゴミムシ
ゴミムシに付いた悪口のような呼称に
表面だけを滑らかに/居心地の悪い滑り出しを
太陽のダンス/全裸に大地を捧げて睨む
近付いていく原初の愚行
みているか漂うクラゲのように
活動の熱もすっかりと潜む
「差し上げます」記念に一つだけ、それが心臓だったとしても?
憂いを孕む日々の積み重ね、罪重ねとなって漬物石のように
口、目、耳、そして傲慢なる声が「関係ありません」と叫ぶ
弾けたように文章が塊となって押し寄せた
あの白い生き物の尾を追って、腹の中から取り出す願い
畏敬の中に生贄は眠り、「去らば」とあの血栓も姿を消す
溜まっている文字は全部消し去らなければならない
何故か、それは昔が読めなくなってしまって
古い絵にばかり涙を流していた放蕩もの
狂気じみた前進だけがこの全身を総毛立たせる
釘を打ち込み打ち込まれる。 そんなところです。