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わたしたちは何を残せるかな。

自分のためだけに生きようと考えていたら
苦しくなってしまった。

自分の人生は自己責任だ!と自分を奮い立たせたのはいいのだけど、
どうやって他人に依存せずに生きていけるかばかり考えるようになってしまった。
そうしたら、自分が何を得られるかしか考えられなくなっちゃった。

これはくるしい。何か違うと思っていたところ、
なんとなく母が見ていた龍馬伝に励まされた。
幕末。わたしの一番好きな時代。

自分の利益など顧みず、
日本の将来のために全てをかけた先人たちの情熱。

あれほどの大改革を、多くの人の血を流すような革命なしに達成したことは
本当に、奇跡なんじゃないかと思うんだ。
明治維新にはきっと負の側面もあったけど
あの改革なしに今の日本はないはず。

今、わたしはとっても恵まれた国にいる。
紛れもなく先人たちが築いてくれた、とても恵まれた国だ。
戦争も経験せず、差別もだいぶ減ってきた世の中にいる。
少なくとも日本には理不尽な階級制度もない。
今の世界は人のために社会のために生きた先人たちのおかげだ。
そんな彼らのことを思ったら、これほど恵まれた社会にいながら自分がいかに生き残るかに血眼になっていた自分が恥ずかしくなった。

この恵まれた世界で、
わたしたちができることってなんだろう、と最近はよく考える。
わたしたちは、何を残せるだろう。
自分のためだけに生きるには人生は虚しすぎる。
社会を少しでもよくしたと思って死にたい。
国を思って、人生をかけて、国をよくしてきた武士たちのように。

わたしたちはいつだって、歴史の中の一番先を歩いている。
今この瞬間も未来だった今日を塗り変えていく。
横を見れば、同じ時代を生きる人がいる。
同じ空気を吸って同じ時間を過ごしている。
手を取り合うことができたら、社会は変えられると思う。

まず自分が幸せになること。
そして自分が満たされたら、外に目を向ける。
自分だけが生き残る方法ではなく
社会のために、未来の世代のために
行動し続けること。

社会のためになんてきれいごとって言われるかも。
そうだな。言葉だけでは確かにきれいごとになるのかな。
けれども、行動が伴えばきれごとは社会に対して与えたものになれるんじゃないかな。


これからの人生くるしいことや、悲しいことはきっとある。自分のことしか考えられなくなることもある。
ときにはベッドにうつ伏せで泣き明かす夜もある。
けれどそんなこの世の終わりのような孤独な夜にも朝が来る。
太陽が昇る。
そしたらわたしはまた前を向いて歩き出す。

そのときはいつだって、わたしが一人で生きているんじゃないって感じながら生きたい。
この世界をもっと愛したい。それを多くの人と共有したい。もっと味わいたい。
未来に一つでもいいものを残したい。
だから一緒にこの時代を生きるみんな、頑張ろう!
今日も読んでくれてありがとうございました。

#生きる
#わたしの頭の中