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登録販売者とは?

「登録販売者って、そもそも何の資格?」と疑問に思う人は少なくありません。そこで今回は、登録販売者についてのざっくした概要をまとめます。

一年前、資格取得を知人に報告したときのことです。

私が「登録販売者」と答えると、「?」と頭にクエスチョンマークを浮かべる人がほとんどでした。それくらい知名度が低い状況かもしれません。(個人的な見解)

登録販売者とは、一般用医薬品(OTC)の販売、情報提供を行う資格者のことです。そのため、薬剤師が不在でも一般用医薬品を販売することができるので、薬局やドラッグストアでは重宝されています。ドラッグストアに務めた経験がある方は、ピンと来るかもしれませんね。

一般用医薬品といっても登録販売者が扱えるのは第2類・第3類のみ。現在、一般用医薬品として販売されている「ロキソニン」などの第1類医薬品や「劇薬」「毒薬」などの要指導医薬品は薬剤師しか扱えません。そのため、薬剤師がいないドラッグストアでは、第2・第3類の一般用医薬品のみの販売となります。

最近インバウンドで需要のあるドラッグストアがすごい勢いで乱立している背景には、登録販売者の存在が大きいのかもしれませんね。

私が住む沖縄でも、那覇市内だけでかなり店舗展開が激しいように思います。(国際通りだけでも5店舗以上は見かけました)

薬事法改正によって登録販売者の資格が誕生した2009年以前では、一般用医薬品でも薬剤師しか販売できないため、今のようなドラッグストアなどの店舗展開は不可能な気がします。

インバウンドを見込んだドラッグストアの店舗拡大に合わせて、登録販売者はこれからどんどん増えていきそうな勢いです。

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