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にっぽんSAKE紀行 滋賀県高島・山科・京都 note 67

前回、大雪で断念した、琵琶湖西岸の高島市に出かけました。
伊丹空港からモノレールと阪急電車で大阪梅田に出て、そこからJR湖西線の快速で一気に新旭駅に到着。湖西線は新規格の線路(1974年開業)なので、電車も爆速ですね。


JR湖西線 新旭駅で乗ってきた223系を見送る

さて、駅前の新旭駅観光センターによります。観光物産館が定休日で、やっちまったかと焦りましたが、センターの方はちゃんと開いていて、一安心。実は前日までバスと徒歩で巡るつもりだったのですが、ひょっとしたら貸し自転車があるんじゃないかと思い付いたのが、大正解。軟弱にも電動アシスト自転車を借りて、颯爽と出発です。


新旭駅前の観光プラザ、物産館のスクリーンが下がっていて嫌な予感。。


今日の相棒

最初に向かったのが、銘酒不老泉を醸す上原酒造。いつものことながら、入り口がわからずウロウロしましたが、無事にお店の中へ。おお、なかなか雰囲気のある店構えですね。こういうところで全天写真を撮りたかったと、後悔先に立たず。。全量木槽天秤しぼりという不老泉 純米吟醸 にごり原酒を買って、これで日本酒蔵探訪 371件目を達成です。


上原酒造のある街並み


上原酒造の店内

ちょうどお昼時になったので、観光センターで教えてもらった、「いき生き水文化 かばた館」で地元料理のお昼です。(「かばた」は湧き水を利用した台所のこと)高島名物トリ肉の味付け「とんちゃん」定食。ご飯は醤油仕立てのかやく飯「しょい飯」。土地どちで、特色のある食べ物があって、それを食べられるって素晴らしいことですね。世の中、画一化が進んでますが、土地のものは大切にしていってほしいです。


とんちゃん定食。うまし!

さて、このあたりは後背の山々からの地下水が湧き出る、平成の名水百選にも選ばれた針江生水(しょうず)の里として有名で、その中に、川島酒造がありました。こちらは慶応元年の創業。こちらで松乃花 特別純米 高島を買って、372軒目に到達。こちらは後から酒造見学ができると知ったのですが、すでに後の祭り。。何かしら抜けているめづさの旅です。


川島酒造のある街並み


川島酒造の店内


付近は清冽な水が流れています

やはりお土産は土地のものを選びたいと思っていたのですが、肝心の物産館は定休日。。しばし躊躇していたところで目に入ったのが、地元農協のスーパー。これだ!と入ってみて、大正解。観光客相手ではなく、地元の皆さんが食べるような、小鮎飴煮と鮒寿司をゲット!!


スーパーでももちろん日本酒をチェック


小鮎飴煮と鮒寿司

自転車という文明の利器のおかげで、予定よりだいぶ早く高島での蔵めぐりを終えてしまったので、次に山科に行ってみました。

山科の名前はよく聞くのですが、降りてみるのは初めて。ただ到着した時は日も高く上がって、めちゃくちゃ暑い。。街歩きはあっさり諦めて、駅前の大規模商業施設「ラクト山科」でお茶をすることに決定。ラクトって、洛都なんでしょうね。。


ラクト山科の店内、パイプオルガンまである。。

名前につられてあまおうソーダでまったりとメルチェなどをしながら時間を潰します。ちょうど良い頃合いを見計らって、今度は地下のスーパーに。こちらでは、やはり地元の日の菜ぬか漬けとかぶら漬けをゲット。しばらく酒の肴に困らなそう。。。


あまおうソーダ。。ほんとにあまおう??


日の菜とかぶらのぬか漬け

ではそろそろ京都の河原町あたりに出ようと京阪の山科駅に着いたらちょうど電車が到着したので、駆け込みました。冷静に考えるとここで急ぐ必要はなかったのですが、どうも締め切り間際とか「今だけ」というのに弱い心理がここでも働くようです。

結局、京阪三条には早く着きすぎて、三条大橋から鴨川の流れを眺めて過ごすことに。。
でも流石に名にし負う観光地だけあって、素敵な眺めですね。。。


京阪三条からの鴨川の流れ。。京は三条の大臣殿に。。。

うっとりと眺めて過ごすうちに時間はいよいよ火ともし頃に。最初は先斗町あたりで飲もうかと思っていたのですが、観光客の多さに恐れをなして、少しだけ外した方が良いかもと考えて、高瀬川沿いの紙屋町に見つけたのが、「よこやまろうそく」。開店早々にお邪魔して、日本酒を飲みながらお話を伺うと、実家が蝋燭屋さんだったことからつけた店名だそう。実際に作っていた蝋燭なども見せていただきました。小さなお店で美味しい日本酒を選んでくれたご主人と一緒に時間を過ごせるのは、本当にありがたいことです。


よこやまろうそく


よこやまろうそくの店内

そうは言っても、帰りの飛行機の時間が迫ってきました。お店をお暇して、四条河原町に出たら、びっくり仰天。海外からのお客さんですごい雑踏。ここは日本か?というくらい。いやー、人混みをかき分けて、南座正面の十六五で好物の銘菓なみごおりを買って、這々の体(ほうほうのてい)で伊丹に向かいました。


五条大橋からの眺め。。川床が涼しげ。。


なみごおりのお品書き

いかがでしたでしょうか、琵琶湖西岸、高島の蔵と京都の旅。日本酒をキーワードにすると、いくところに困りませんね。ではまた次回もお楽しみに。

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