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にっぽんSAKE紀行 飛露喜・豊国・天明 会津坂下 note 60

長いこと行きたかった、会津坂下にようやく行くことができました。
磐越西線と只見線だけでは旅程が組めず、半ば諦めていたのですが、往路をバスの乗り継ぎにすることで日帰りを達成しました。

郡山までは東北新幹線。そこから会津若松行きの高速バスに乗ります。
郡山駅前は以前に藤の井の佐藤酒造店さんとにいだしぜんしゅの二井田本家さんに伺った時に降り立ったので、お馴染みの光景です。


郡山までは新幹線やまびこ


前半分は山形行きのつばさ。もうすぐ新型車両投入ですね。。(この時点で)


郡山駅前


会津若松行き高速バス

山中の線路を喘ぎななら登る磐越西線に比べて、高速道路はスイスイという感じで、磐梯の山越えも楽々通過して、会津若松駅前に到着。ここも以前、会津若松の蔵巡りで見覚えのある眺めです。


会津若松駅前に到着

会津若松のバスセンターは初めてなので、駅の案内所で場所を教えてもらいました。


バスセンターは駅前広場を挟んで駅の反対側にありました

会津坂下に行くバスの切符を事前に買おうと、窓口で行き先を言うのですが、なぜか通じない。。「xxxですね」と言われて、よくわからないまま、「はい」と答えてチケットを買いました。あとで分かったのですが、地図で示されている停留所の名前が実際とは異なっていて、窓口の人も、ワタクシが何を言っているのか、わからなかったのでしょうね。。


バスセンターで切符を買う人、バスを待つ人。。

本当に目的地に着くのだろうかと不安を抱えながら、バスに乗りました。こまめに現在位置を確認すると確かに方向は間違いない。。いよいよ近くになって、停留所名は違うけど、ここに違いないというところで、バスを下車。これは正解だったのですが、バスを降りてみるとまさかの吹雪。。(前の週に風吹ジュンさんに会ったせいか。。んなわけない。。)


バスの乗客はこの時点で一人。。ちょっと心細い。。


目的のバス停で下車。。雪が。。

傘をさして首を縮めて、最初の蔵に向かいます。やはり正しいバス停でした。数分で曙酒造に到着。呼び鈴を押して事務の方に伺ったところ、小売はしていないので、近くの酒屋さんで買ってくださいとのこと。実は、近くに福島の酒が揃っている酒屋さんがあることは調査済み。お店の場所を丁寧に教えていただいて、これで日本酒蔵訪問352軒目を達成です。


降りしきる雪の中で曙酒造に到着

早速、その五ノ井酒店に伺うと、確かにすごい!もうよりどりみどりです!!
まずは曙酒造の「天明 坂下華吹雪 おりがらみ」を購入。残りの2蔵は蔵元で買う算段。


五ノ井酒店の店内。ずらりと日本酒。。

五ノ井酒店を出て、次の目的地の豊国酒造はなんとお店の目の前。。早速、伺ったのですが、事務所は空っぽ、呼び鈴を押しても反応なし。。うーん、仕方ない。後回しにしてもう一度来よう。。


豊国酒造は五ノ井酒店の目の前。。雪は止んで青空が。。

そこで次に伺ったのが、廣木酒造。ここも僅か数分の距離。この日本酒密度の濃さは驚きです。東京で有名は飛露喜は売り切れ(これは想定内)で、4合瓶は泉川の大吟醸だけ在庫とのことでしたので、迷わずゲット。これで日本酒蔵訪問353軒目を達成です。


廣木酒造。よく写真を見るけど、このアングルはなかったような。。


廣木酒造。店内の様子。

雪が止んで、残すところ再訪予定の豊国酒造さんだけになったので、そろそろ腹ごしらえ。。もう手近なところでいいやと、目の前で見つけた蕎麦屋さんで、好物のキツネそば。うまし!!

さて、お腹が膨れたところで、豊国酒造を再訪です。おお、今度は事務の方がいらっしゃる。お酒を買おうとお話を伺うと、(ちょうどお昼時で)蔵人がいないので、売れないとつれないお返事。目の前の酒屋さんに全部揃っているから、そこで買ってくださいとのこと。まあ仕方ないですね。でもこれで日本酒蔵訪問354軒目を達成です。


豊国酒造。店内の様子。

またもや五ノ井酒店に伺って、豊国酒造の純米生原酒を購入。そしたら、ご主人が「さっき買ったお酒を出してください」とおっしゃるので、??と思いながら出したら、買ったお酒2本と凍らせたペットボトルをまとめて保温剤でぐるぐる巻きにしていただきました。ご配慮ありがとうございました(ちょっと重たかったけど)。

さて会津坂下での目的を達成したので、郡山に戻ります。最短は同じ停留所からバスに乗ることなのですが、せっかくなので会津坂下駅に出て、只見線に乗ることにしました。待ち時間は約1時間半。待合室で待つ間に外は吹雪になったり止んだりと、天気の移り変わりを眺めながら列車を待ちます。


会津坂下駅


駅名の由来

やってきた只見線の列車は結構新しい感じ。なんとなく、山の中と思っていた会津坂下ですが、広々とした会津盆地の中で、会津若松までほぼ平坦な線路を走ります。
会津若松で磐越西線に乗り換え。かろうじて席を確保しましたが、途中からほぼ満員。前回もだいぶ混んでいてローカル線にしては人気路線なので、もっと本数があってもいいかなと思いました。


只見線の列車は新しい感じ

郡山に戻りました。帰りの新幹線までまだ余裕があるので、どこかで軽く一杯と思ったら、なんとおあつらえ向きのお店が駅構内に。。以前からあったのでしょうか。。前回は気がつきませんでした。


食と地酒 もりっしゅ

カウンターに座ってメニューを見ると、福島のお酒飲み比べセットがありますね!もちろん、最初はコレ!!4種類も飲み比べられるとは、なかなかお得なセット。肴は月替わりで、この時はホタルイカ、蓮根の甘酢漬け、青菜の塩麹和え。流石に福島のお酒に合います。


福島のお酒飲み比べセット


銘酒のラインアップ

お酒のおかわりは萬代芳(ばんだいほう)純米酒。会津美里のお酒、初めていただきます。また行きたい蔵が増えますねえ。。


萬代芳 純米酒

今度のあては会津名産の馬刺し。やはりウマし。それに加えて北福島の名物、いかにんじん。にんじんのシャキッとした食感とイカの旨みが見事にマッチした不思議なおつまみ。。あまりに美味しかったので、お土産に買って帰りました。


馬刺しといかにんじん

日帰り困難と思っていた会津坂下も、バスを使うことで楽勝でした。この次の会津地方は喜多方か南会津にチャレンジしたいと思います。乞うご期待。

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