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にっぽんSAKE紀行 #316, 317 郡山 藤乃井、にいだしぜんしゅ

郡山は東京駅から新幹線で1時間ちょっと。東北本線の仙台、盛岡、青森につながる北の玄関。そして東には、いわきにつながる磐越東線。西には会津若松を通って、新潟県の新津につながる磐越西線が通る交通の要衝です。


東北・山形新幹線 つばさ+やまびこ(大宮にて)

この日は天気は良いものの、あいにく冷たい風が吹く寒い1日となりました。郡山駅に到着後、新幹線に沿って北に歩くこと約15分で、「藤乃井」を醸す佐藤酒造店に到着しました。事務所の人にお酒をお願いすると、お酒は結構売れてしまって、残っているのはこれだけと言われたので、搾りたての「生の酒」を買い求めました。(ちなみにこのお酒は家の冷蔵庫に入れている間に、ご近所の差し入れのお返しに渡してしまったので、どんな味かはわからずじまいです。残念。)
この蔵では東日本大震災の時に、蔵の一部が崩れてしまって、以前とはだいぶ趣が変わってしまったとおっしゃいました。幸いなことに蔵のシンボルである煙突は無傷で残って、昔の佇まいを残しています。


佐藤酒造店外観


藤乃井のラインアップ


飲まずじまいになってしまった生の酒

郡山駅に戻って、駅ビルのショッピングタウンをぶらつきながら、お昼を食べました。駅近はもう東京と区別がつきませんね。

郡山駅で1日に3本しかないバスを待って、「にいだしぜんしゅ」を醸す仁井田本家に向かいます。バスに乗ること30分ほどで、その名も「仁井田本家入口」と言うバス停に到着しました。ここから蔵までは歩いて5分ほどです。先程の佐藤酒造店が街道沿いにあったのに比べ、こちらは田園風景の中の小高い丘の上にありますね。


仁井田本家入口バス停


仁井田本家への案内板


蔵の外観

売店に入ってみると、観光バスでやってきた外国のお客さんで店の中はぎっしり!
しばらくして観光客の人たちがいなくなった後、お店に入り直して、ゆっくりとお酒を眺めます。さすがにいろいろなお酒が並んでますね。幸いなことにわが家の近くの酒屋さんで、「にいだしぜんしゅ」を幅広く取り扱っているので、今回は蔵元限定のお酒を選んでみました。


売店の品揃え


売店の冷蔵庫

蔵を出て、乗ってきたバスが終点から引き返してくるの 待って、郡山駅に戻りました。
今回のお土産は、郡山の大定番、「薄皮饅頭」と「ままどおる」です。郡山ではお土産に悩まなくて済みますね。


薄皮饅頭


ままどおる

ずっと来ようと思って、なかなか来れませんでしたが、来てしまえばあっという間の酒蔵訪問でした。二軒それぞれの酒蔵の個性がよくわかって、ますますお酒が美味しくいただけますね。

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