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kakariとkakari for Clinicの マスコットキャラクターを作った話

こんにちは、メドピア株式会社のまるちゃんです。
暖かくなり読書日和なので「クララとお日さま」を読もう読もうとしながらも、つい漫画を読んでしまっています。
活字は気合が必要ですね(笑

今回は私がメインで担当している、かりつけ薬局化を支援する「kakari」と、地域のクリニックが「かかりつけ医」としての役割を果たすサポートをする「kakari for Clinic」のマスコットキャラクター「かかり かりん」と「かかり くりん」について書こうと思います。

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このキャラクターは 、 チームの誰かからキャラクターを作りたいと相談を受けた訳ではなく、自らキャラクターを作成したいと思い、企画提案し、実現させることができました。
そのため今回のnoteでは、キャラクターのディテールではなく、作成したいと思った経緯や 、 キャラクターがいることによって 、 サービスにどんな効果をもたらせたか、などを中心に書ければと思います。

なぜマスコットキャラクターを作りたいと思ったのか


薬局や病院と親和性が高いと思ったため
私のよく行く薬局含め薬局には、興和株式会社のカエルのケロちゃんコロちゃんや、佐藤製薬株式会社の象のサトちゃん・サトコちゃんなどがよくおいてあり、薬局にはキャラクターものが置いているイメージでした。


子供の頃の自分の体験から
子供の頃いくつかの歯医者で虫歯治療や抜歯をするとシールを貰えた思い出もあり、クリニック(特に小児科と住宅街の歯科)にはキャラクターがいることによって、お子さんが喜んでくれたり、親しみを持ってくれたりするのではないかと思い、キャラクターと親和性が高いと考えました。


そのため自薬局、自クリニックアプリとして、kakariやkakari for Clinicを入れると使えるキャラクターというのがいてもいいのかと思い、企画することにしました。


キャラクターがいることによるメリットを考える


ただキャラクターを作りたいと言ってもすぐにOKとはならないと思います。
そのためキャラクターがいることによってどんなメリットがあるのかを中心にしてチームのメンバーには提案しました。
※ここから先は提案用に作った画面であり、採用された機能もありますが、実際のアプリ実装時には仕様やUIは異なります。


キャラクターをアプリ内に登場させてユーザーをアシストしてもらう
kakariは薬局と患者さまのコミュニケーションで成り立っています。
そのため、事務局であるこちらから患者さまへのコミュニケーションが取りづらいという点がありました。
アプリ内に「かりん」を登場させることによって、事務局側からも「プッシュ通知をonにしてね」などのコミュニケーションを、自然な形で可能にできるのではないかと考えました。

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メッセージの返信のハードルを下げる
また、アプリ内のチャット機能にキャラクターのスタンプ機能を入れることによって、テキストではハードルが高かったメッセージへの返信のハードルを下げることが可能ではないかと考えました。


キャタクター版販促を作る
薬局、クリニックともに現在の販促資材だけではなく、キャラクターのものなどを増やすことによって、より患者さまの層にあった販促資材を用意できるのではないかと思いました。
その際にただ漠然と可愛いイラストなどよりキャラクターがいることによって、サービスの世界観をより表現できるのではないかと考えました。

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ノベルティを作成する際に使用する
現状ノベルティを作成する際、ロゴを使用してステッカーなどを作成しましたが、キャラクターがいることによってノベルティを貰った時の嬉しさが向上するのではないかと考えました。
薬局やクリニックから患者として貰う際にロゴだけよりもキャラクター が入っていた方が嬉しいと感じるのではないかと思いました。


その他
・キャラクターのTwitterアカウントを作ってアプリの操作方法などを呟く
・着ぐるみがあるとエキスポなどのイベントに出展する際に目立つ
・着ぐるみができたら企業版ゆるキャラグランプリにでたい
など大きな希望も企画の段階から考えて提案しました(いつか実現したいですね)。


どんな動物をベースにキャラクターを作ることにしたのか


鳥(インコ)をベースにキャラクターを作成したのは、 kakariとkakari for Clinicのコンセプトとマッチしていると思ったからです。
キャラクターを作る上で 、 どういった動物にするかは、コンセプトにも関わってくる 、 かなり大切な部分だと個人的には思っています。
そのため細かいディテールについては割愛しますが、 「なぜこの鳥にしたのか」については、書き記したいと思います。


キャラクターを作りたいとチーム内で雑談した際には相談した際に猫や兎がいいのではないかという意見をいただきました。
ただ、チーム内からどの動物するかなどの意見を隈なくヒアリングしながら作っていくと、人数も多く際限がなくなってしまうので、自分の中である程度結論の動物やビジュアルを用意して初回から提案し、意見を取り入れて修正をしていく方向にしました。


鳥にした理由


人に寄り添うイメージがあったため
「インコ」で画像検索すると手に乗ったり肩に乗っている画像がたくさん出てきます。
この手や肩に飛んできてくれるというのは患者さまに寄り添うというkakariとkakari for Clinicのコンセプトによく合っていると思いました。
ディズニーなどの映画でも泣いているプリンセスの下に飛んで来て、慰たり、嬉しい時に一緒に歌ったり踊ったりする、小鳥がよく出てきており、小鳥に対して、感情などに寄り添ってくれるイメージを感じているのではないかと思いました。

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カラーバリエーションが豊富
キャラクターはkakariとkakari for Clinicのキーカラーにしたいと漠然と思っていたのでカラーバリエーションが豊富でカラフルなボディでも違和感を与えることがないのではないかと考えました。
途中までは青いセキセイインコや赤いキンショウジョウインコなどの特徴を残していましたが、最終的にはそういった要素は削ぎ落としていきました。

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言葉を覚える
言葉を覚えて喋るというのもインコの特徴ですが、これもとてもいいと思いました。
言葉遣いなどをマニュアルなどで縛ることをせず、地域ごとの方言などを覚えて、キャラクターたちがお喋りしてくるというのも自薬局、自クリニックアプリとしてとてもいいと思いました。

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その他
インコではないですが、童話の「青い鳥」の幸せの青い鳥として幸せを運んでくれるとされる存在として書かれていたり、鶸(ヒワ)という小鳥は、キリスト教圏では、悪魔の実である薊(アザミ)を食べてくれて守ってくれるイメージなどもあり、このサービスに合っているのではないかと思いました。

他の候補の動物



象は仲間を看病したり、また記憶力が良く頭が良いと、以前読んだ小説に描かれていて知ってたので、象も候補に入れていました。
調べるとこの記事でもあるように仲間を慰めるというのもとてもマッチしていると思ったのですが、薬局にはサトちゃんがいるため象にはしませんでした。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8921/



人に寄り添う動物で最初に出てきたのが犬でした。
桃太郎でも最初にお供になるのが犬でしたし、とにかく古くから人の生活の共にいるイメージでした。
近年では、警察犬などは人の仕事を手伝ってくれますし、盲導犬や介助犬に至っては生活を助けてくれたりと、kakariとkakari for Clinicのキャラクターとして、とても合っていると思いました。


しかしその後、色々と迷ったのですが、アプリの中でアシストする存在として、小さい動物の方がイメージに合いそうですし、またインコは言葉を覚えたり出来、カラーリングが豊富だという事もあり、鳥(インコ)をベースに検討することにしました。

最後に


チーム内には過去の途中経過を少し載せただけで、ほとんどキャラクターとして出来上がったこの状態(図1) で提案しました。
その際には、どうして鳥なのかなど細かく資料にすることによって、他の動物の変更の要望や見た目も調整もなく、すんなりと決まりました。

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名前だけはチーム内で候補を上げ、推しの名前をプレゼンしたりしながら決めました。

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みなさん真剣に考えてくれて、今ではチーム内でとっても愛されるキャラクーとして定着しています。
チーム外でも愛されるキャラクターになれるように今後「かりん」「くりん」を使っていけたらと思っています。


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