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基本を再確認する、デザインフィードバックの話

こんにちは、メドピアでデザインをしているキタさんです。

近所を散歩するのが趣味なのですが、最近は4時間ほど歩くので、もはや近所の散歩ではなくなってきました。
今年はどこまで歩き続けられるかを実験してみたいなと思っています。

今回は散歩中に考えることが多くなったデザインフィードバックについてのお話をしようと思います。
最近はデザインのフィードバックをする機会も増えて、つくづく難しいな〜と感じます。
ふんわりな内容だけ伝えたり、つい細かい指定をしすぎたり、言いたいことを言えなかったり、、。

期限が迫っているとつい雑な対応になってしまいますし、時間がないのはみんな承知の上だから許してね☆みたいな暗黙の了解もありそうです。

良いフィードバックってなんだろか。
と思った際に、定期的にこの動画と記事を見ながら自分の行動を振り返るようにしています。

本質的な内容なので、デザイナーに限らずいろいろな職種の方にもおすすめです。
とくに印象的な部分をピックアップしながら、具体的なお話をしていきます。


感想だけで終わらせない

感想だけでは、行動に繋がりづらいのでよろしくないですよね。というお話です。

私はわりと「いい感じです☆」で完結させようとする節がありますが、もし詳細の理由を話してくださいと言われると100個以上良いところを言える自信があります。
それらを内包していい感じです☆と言っているわけですが、伝わるはずもなく、、やはり適度に言葉にして詳細に触れるのは大切だなと思います。
1、2個、具体的に伝えるようにすると、良いラリーになることが多いです。


何をするべきか明確にする

フィードバックされた側が行動できるように促すことが大事だと思います。
そのため、何をすべきか明確にすることは気をつけるポイントです。

ただし、経験上の注意点として、具体的な指定をしすぎるのも避けたほうがいいです。

例えばこう言う感じです。
ここは16pxにしたいです!(ピシャリ)ここは#1A1A1Aにしてください!(ピシャリ)

期限が迫っていると、つい時間を優先してしまい、言ってしまうのですが、長期的に続けていると制作者のモチベーションがどんどん下がるので避けたいポイントだなと思っています。
いつの間にか新しい提案をしてくれなくなったりするので、本当に気をつけなければといつも自分に言い聞かせています。

良いフィードバックは、具体的にしすぎず、現状とゴールが明確になるものです。
先ほどの16pxにしたい話で例えると「対象ユーザーが高年齢者だから、大きめの文字がいいと思ってて、現状は少し小さく感じるのですが、どう思いますか?サイズはお任せしていいですか?」
のような会話をすることで、さらに、「コントラストは問題ないか?よりわかりやすい表現ってなんだろう?」
といった、より良い表現を探るきっかけにも繋がります。


フィードバックは説得ではない

こちらも耳が痛い言葉です。犯人を追い込む際の刑事のように修正してほしい理由を並べて、いつの間にか相手を言い負かすための説得が目的と化していたことがあります。
(過去の自分をぶん殴ってやりたいです。ごめんなさい。)

自分だったら、頭ごなしに否定されているように受け取ってしまいます。
前提の認識が違ってる可能性があることも考えながら伝えないと、想定の品質に至らなかったり、スムーズに案件が進まなかったりで、お互い幸せになれませんよね。

制作の過程を紐解いて、認識のすり合わせをすると、自ら修正点に気づくので納得感を持って修正できるのではないでしょうか。
傾聴する姿勢を持ってフィードバックを行うことも、忘れてはいけない大事なことだなと思います。


まとめ

上記以外にも、動画や記事に有益なフィードバックの内容がありましたが、私自身がとくに大事だと思ったことにフォーカスしてまとめました。
自分本位にならず、思いやりを持って接することがお互いのためになる良いフィードバックに繋がるのだと、今回の記事を書いていて感じました。


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