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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/4/17号

おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊

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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①“医薬品の費用対効果見極め保険適用判断”検討を提言 財政審

財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会は16日、医療費抑制策として、医薬品の費用対効果を見極めて保険適用を判断する仕組みの導入を提言しました。
近年増加する高額医薬品への対応が目的で、既存薬と比べて効果割高な医薬品は保険適用外とすることも検討されます。
さらに、外来医療費の高額化も課題となり、症状軽い場合は市販薬の活用が推奨されました。
委員からは、費用対効果対象の拡大や、高額でも効果の高い薬の適正評価を求める意見も出ました。
増田分科会長代理は記者会見で、「費用対効果に基づく薬価改定が医療費抑制につながる」と述べ、関係者間の議論を踏まえつつ必要な改革を進めていくことを強調しています。



②安いはずの後発品薬価、「先発品超え」多発 「特例的」不採算品再算定が“ねじれ”助長、3000円以上高いケースも

厚生労働省が24年度薬価改定で実施した「不採算品再算定」で、本来安価なはずの後発品が先発品よりも高額になる「ねじれ現象」が多数発生していることが明らかになりました。
この現象は、厚労省が原材料費高騰や医薬品供給問題への対応として「特例的」に不採算品再算定を適用したため、一部の医薬品の薬価が逆転してしまったことが原因で、少なくとも103品目の後発品が先発品薬価を上回っており、中には3000円以上高い品目も見られました。
患者負担を減らすはずの後発品が先初品よりも早くなるのはもはや本末転倒ですね。



③【調剤報酬改定_疑義解釈】かかりつけ指導料の“地域活動取組”、主体的・継続的参画を

関連情報👇

厚生労働省は、かかりつけ薬剤師の施設基準の一部について、「疑義解釈資料(その2)」で示された解釈を当面の間継続することを明らかにしました。
対象となるのは、「医療に係る地域活動の取組に参加していること」の要件のうち、平成28年事務連絡で示された2つの事例です。
具体的には、行政機関や学校等の依頼に基づく医療活動への参画(薬と健康の週間、薬物乱用防止活動、注射針の回収など)や、休日夜間薬局としての対応などが該当します。
なお、薬局として対応する場合には、届出に係る薬剤師が関与していることが必要です。
詳細については、上記「関連情報」の厚生労働省の疑義解釈資料をご確認ください。



④バンコマイシンの注射薬と内服薬の取り違えに注意喚起

関連情報👇

日本医療機能評価機構:薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の共有すべき事例「2024年No.3」

日本医療機能評価機構が公表した薬局ヒヤリ・ハット事例で、重大な薬剤投与ミスが紹介されています。
注射薬であるバンコマイシン塩酸塩点滴静注用0.5g「明治」を処方された患者に、誤って内服薬のバンコマイシン塩酸塩散0.5g「明治」が投与されてしまう事例が発生しました。
この事例から、薬剤の発注・納品時の確認を徹底し、2人以上の薬剤師で薬剤を確認することが重要であることがわかります。
この事例のほか、患者が持参した処方箋の「リフィル可」欄にレ点が記入されていたものの、薬剤師はリフィル処方箋であることに気付かず通常の処方箋として調剤しそうになった事例などが紹介されています。
リフィル処方箋に関しては、しっかりと注意しておかなければ同様の事例が頻発しそうですね



⑤【いつものあの人】24年度疑義解釈第一弾・・ベースアップ給与総額とは?事務は入る?通精の時間の記載のコツなど

こちらの動画では、3月28日に出された疑義解釈の内容や、医療DX推進体制整備や生活習慣病管理量の算定方法などの変更点について解説されています。
また、ベースアップ評価量に関して、どこまでの職員が対象となるのかという疑問への回答も示されており、医療に従事する職員が対象となることがわかりました。
この他、リフィル処方や28日以上の長期投薬が可能であることを掲示する際のポイントなどについても触れられておりますので、気になる方はぜひ動画をチェックしてみてください。



⑥手軽な検査でがんリスクを早期発見!新製品「マイシグナル・ライト」

関連情報👇

Craif社は、尿検査でがんリスクを早期発見する「マイシグナル®︎シリーズ」を販売しています。
「マイシグナル®︎シリーズ」は、尿中のマイクロRNAを分析することで、全身の様々ながんリスクをステージ1から判定できる検査です。
従来の「マイシグナル・スキャン」は、7つのがん種別にステージ1から判定できる高精度な検査ですが、価格が69,300円(税込)と高額でした。
今回新たに発売された「マイシグナル・ライト」は、尿検査で現在のがんリスクをチェックできる初の低価格製品です。価格は19,800円(税込)と、従来の「マイシグナル・スキャン」の約3分の1です。
「マイシグナル・ライト」は、がん種は特定できませんが、全身の様々ながんリスクをステージ1から判定できます。
検査は、検査キットを購入後、自宅で尿を採取し、Craifの検査ラボへ送るだけという簡便さが魅力です。
検査ラボへ届いてから約30営業日で検査結果報告書が自宅へ郵送され、結果はオンライン上でも確認できるようです。
患者さんに紹介してあげることで、がんの早期発見・早期治療に繋がるかもしれませんね。




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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①ヴィアトリス製薬


②クラシエ薬品


③ニプロESファーマ/ニプロ


④ツムラ


⑤原沢製薬工業


⑥高田製薬


⑦太虎精堂製薬


⑧ニプロ


⑨Medical Parkland





4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

①【2024年度調剤報酬改定 総集編セミナー第2弾】マイナ保険証活用でかかりつけ実績・服用薬剤調整支援料など地域支援体制加算の算定ノウハウ公開・個人宅開拓&新設加算・介護報酬フル活用で在宅完全攻略





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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