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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/4/22号

おはようございます😃
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それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①2023年度の医療機関の休廃業・解散、700件超え最多に

2023年度、病院、診療所、歯科医院を経営する事業者の休廃業・解散が過去最多の709件に達しました。
特に診療所の増加が顕著で、内訳は病院19件、診療所580件、歯科医院110件となっています。
背景には、後継者難と経営者の高齢化が深刻化していることが挙げられます。
診療所経営者の65歳以上が400人以上に達し、事業継続を断念する施設が今後さらに増えると予想されます。
一方、倒産件数も55件で過去最多となり、診療所が過半数を占めています。
2024年度の診療報酬改定が休廃業にどのような影響を与えるかにも注目です。



②郵便局でオンライン診療と服薬指導  総務省事業、患者宅に処方薬郵送も

総務省は、石川県七尾市で、郵便局内に設置した個室ブースでオンライン診療と服薬指導を行い、さらに郵便サービスを利用して医薬品を患者宅に配送する実証実験を実施しました。
オンライン診療の場所が医療機関や自宅だけでなく、公民館等にも拡大したことや、へき地等でのみ認められていたオンライン診療を行う診療所の開設や巡回診療の制限も撤廃されたなどの厚労省による規制緩和が取り組みを後押しした形となっています。
実際に郵便局でオンラインを活用した患者からは「医療機関が少なく不安だったが、郵便局で受けられて安心」などの声が聞かれています。
また、最寄りの医療機関への移動時間短縮や、移動手段の車から徒歩への変更など、利用者にとってのメリットもあったとのこと。
総務省は、本実証実験を踏まえ、離島やへき地だけでなく、医師や医療が十分でない地域における患者の医療・医薬品アクセス改善に向け、全国の郵便局での展開を検討していくとしています。
今後、更なる規制緩和によって、例えば「ショッピングモール」や「コンビニ」などでもオンライン診療・服薬指導を実施できるようになっていくことにもなっていくかもしれませんね。



③2024年度診療報酬改定受けた新施設基準、可能な限り「5月2日から17日」までに届け出てほしい―疑義解釈2【2024年度診療報酬改定】

2024年度診療報酬改定で新設や施設基準見直などが行われた診療報酬項目(例えば急性期一般入院料、急性期充実体制加算など)については、「6月1日から取得・算定するためには6月3日までに届け出を行い、受理されること」が求められています。
6月診療分の届け出は5月2日から6月3日までですが、混雑が予想されるため、厚労省は可能な限り5月17日までに済ませることを推奨しています。

また、医療DX推進体制整備加算では「電子カルテ情報共有サービス」や「電子処方箋」の導入が求められますが、以下の経過措置が設けられています👇

・2025年9月末までであれば、電子カルテ情報共有サービスの導入予定が未定でも加算算定可能
・2025年3月末までであれば、電子処方箋が未導入でも加算算定可能

経過措置終了後も未導入の場合は加算算定不可となりますのでご注意ください。



④EPSなど3社 音声データを用いたヘルスケアサービスで業務提携 認知症の予防・検知・治療サポートへ

関連情報👇

EPS、Helte、SMKの3社は4月18日、新サービス「Sail 脳カツ」を開始しました。
このサービスは「Sail」の会話音声データと音声分析AIアルゴリズムを組み合わせ、ユーザーの健康状態をチェックし、認知症の兆候を判定します。
分析結果はアプリやメールで確認でき、家族などが見守ることも可能です。
3社は健康意識の向上と健康寿命延伸を目指し、将来的には認知症の予防・検知から治療までサポートする新たな仕組みを目指しています。
そのうち、「Siri」や「アレクサ」などにも同様の機能が搭載されていくのではないでしょうか。
声や体温、心拍数などの様々な体調の変化から疾患を予測し、最適なクリニックをお勧めしたりオンライン診療に繋げたりするAIが登場するのも遠い未来の話ではないかもしれませんね。



⑤日医、「デジタル医師資格証」の提供を3月29日付で開始

関連情報👇

日本医師会は医師資格確認を円滑化するため、ICカード型医師資格証の代替となる「デジタル医師資格証」の提供を開始しました。
デジタル医師資格証は、専用のスマートフォンアプリで生体認証と医籍登録番号を入力することで利用可能となり、従来のICカード型に加え、災害時などにおける医師確認の迅速化にも貢献することが期待されています。
今後、ICカード型とデジタル医師資格証を状況に応じて使い分けることで、より効率的な医療体制の構築が進むことが見込まれます。



⑥楽天、調剤薬局予約アプリ「ヨヤクスリ」開始

関連情報👇

楽天は、調剤薬局の検索から予約、処方せん送付、オンライン決済までできるアプリ「楽天ヘルスケア ヨヤクスリ」をリリースしました。

主な機能はこちら👇

・全国約2,500の調剤薬局から、希望の薬局を選んで予約
・処方せんの画像を送付
・オンライン決済でスムーズ支払い
・準備完了通知で受け取り時間確認
・保険調剤と自由診療に対応
・楽天会員は無料で利用可能

オンライン決済対応でスムーズに処方薬を受け取れることから、特に楽天の様々なサービスを利用するユーザーからは喜ばれそうです。
楽天は、「Paypay」に対抗すべく、「楽天ペイ」を軸に決済アプリを統合することを発表しています。
「楽天ペイ」のユーザーが増えることで「ヨヤクスリ」のユーザーの増加にも繋がっていきそうです。




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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①ヴィアトリス製薬


②武田テバ薬品


③武田テバファーマ


④鶴原製薬


⑤テイカ製薬


⑥太陽ファルマ


⑦日本歯科薬品




4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

①令和6年調剤報酬へのシステム的対応【4/25 オンラインセミナー】





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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