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3分で確認!! 本日の医療ニュース 24/4/26号

おはようございます😃
本日もお忙しい医療従事者の方に向けて“ささっと”情報をお届けしていきます💊

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本日は“嫁”が書いたブログ記事です✨
こちらは医療情報など全く関係ない、中身の無いブログですが、物好きな方は是非ご覧ください👇



それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①感染症対策の行動計画改定案 有識者会議で大筋了承

政府は新型コロナの教訓を踏まえ、感染症対策の行動計画を改定しました。
医療ひっ迫時には科学的な知見が不十分でも緊急事態宣言を含めた強い措置を講じる方針です。
改定案では医療体制整備や必要物資の備蓄を強化し、感染確認後は病床確保や検査体制を進め、ワクチン・治療薬供給を急ぎます。
これらの対応は、社会経済活動への影響を考慮し、必要最小限の地域・期間での運用を想定しています。
改定案は今後、パブリックコメントを経て、6月に閣議決定される予定です。
この改定により、政府は今後起こり得る新たな感染症にも迅速かつ効果的に対応できる体制を構築していくことを目指しています。



②安定供給に危機感、流通GL改訂は分水嶺 卸連・宮田会長 別枠も新薬も「適正流通」必要、「くすりが届かなくなる」

日本医薬品卸売業連合会の宮田浩美会長は、3月に改訂された「流通改善ガイドライン」について、「医薬品卸も医療機関も薬局も製薬企業も当事者で、一番大事なのは患者に必要な医薬品が届き治療できることだ」と語り、製品価値を流通事者が「毀損」しないためにも「適正流通」が必要との認識を示しました。
改訂GLでは、医療上必須な基礎的医薬品などは「別枠」扱いとし、「単品単価交渉とする」と掲げられています。
また、流通改善GLには「取引条件等を考慮せずに同一の納入単価での取引を各卸売業者に求める交渉などは厳に慎むこと」との記載もあり、共同購入などの業者に対しての牽制の意図も読み取れることから、今まで通りの価格差が出せない可能性も出てきています。



③特定疾患療養管理料再編「ずっと問題視してきた」-松本真人・健康保険組合連合会理事に聞く◆Vol.3

松本真人・健康保険組合連合会理事がインタビューに答えている記事です。
特定疾患療養管理料の再編などが行われる流れや、リフィル処方箋の利用促進への狙いなどについて書かれています。
個人的にはインタビューの最後の部分の将来的なDXの流れの部分で、「マイナンバーカードを活用した予約・診療・支払い(?)」について述べられている部分が気になりました。
マイナンバーカード一枚で全てが完結するのであれば、かなり便利になりそうです。
支払いの部分に関してはマイナンバーカード以外で行うのかもしれませんが、いずれにせよマイナンバーカードを主軸としたDX化やキャッシュレス化の流れは加速していくことになりそうです。



④機能性表示食品に薬剤師はどう関わるか

小林製薬の機能性表示食品「紅麹」製品の摂取による健康被害が相次ぎ、死亡例も報告されています。
こちらの記事でインタビューに答えている宗林さおり氏によると、製造工程管理に問題があった可能性が高く、従来の健康被害とは異なる重大な事案です。
問題となっているのは、報告体制の不備です。機能性表示食品は、医薬品と異なり、企業が自主的に報告する仕組みとなっており、必要な情報を収集するには不十分な状況です。
今回の被害拡大も、報告の遅れが影響した可能性があります。
この問題は、業界全体への影響も懸念されており、機能性表示食品に対する不信感が高まり、市場縮小につながる可能性があります。
一方、薬剤師は、販売に関わる重要な役割を担っています。製品の成分や飲み合わせのチェック、相談窓口としての役割が求められ、消費者との信頼関係を築き、健康被害の早期発見・防止に努めることが重要だとされています。
消費者庁は、制度の見直しに向けた検討会を立ち上げています。今後は、製造工程管理の強化、報告制度の整備などが議論される予定です。



⑤IBD治療支援アプリを開発  バイタルネットと東北大病院

関連情報👇

バイタルケーエスケー・ホールディングスは23日、子会社のバイタルネットと東北大学病院が炎症性腸疾患(IBD)の患者さんを支援するウェブアプリケーション「おくすりあうん」を共同開発し、サービスの提供を開始したと発表しました。
このアプリは、IBD治療薬の服薬指導を円滑化し、患者さんの治療を最適なものにすることを目的としています。
具体的には、「IBD治療に関する教育プログラム」や「医師、薬剤師、患者さんを繋ぐ専用チャットツール」といった機能を提供しています。

このアプリの特徴には以下のようなものがあります👇

  • 医師と薬剤師が患者さんの情報を共有し、連携して治療を進めることができる

  • IBDの専門知識を持つ薬剤師が患者さんに適切な服薬指導を行うことができる

  • 患者さんは自分の病状や治療について、医師や薬剤師に気軽に相談することができる

バイタルケーエスケー・ホールディングスは、このアプリを通じて、IBD患者さんのQOL向上に貢献していきたいと考えており、将来的には、IBD以外の疾患にも対応できるよう、アプリの機能を拡充していく予定のようです。
処方箋送信機能など、使い勝手が良ければコストもかからないため普及していくかもしれませんね。



⑥名古屋大学、「二日酔い」遺伝子が老化に関与する仕組み解明

名古屋大学の荻朋男教授らの研究チームは、二日酔いに関わる遺伝子が老化にも関与することを発見しました。
この研究において、アルコール代謝で発生する有害物質「アセトアルデヒド」の分解に関わる遺伝子2種類の働きが弱いマウスは、早老症のような症状を示し、アセトアルデヒド蓄積によるDNA損傷が、老化を促進するメカニズムと考えられるとされています。
また、日本人の約4割は、この遺伝子変異を持つため、老化リスクが高い可能性がありますが、今回の研究はマウス実験に基づくため、ヒトへの応用にはさらなる検証が必要です。
この研究は、老化のメカニズム解明と、老化予防・治療法開発に大きな進展をもたらす可能性があり、お酒好きな方や、アンチエイジングに力を入れている方からも注目が集まっていきそうです。



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【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①ヴィアトリス製薬


②岩城製薬


③キョーリンリメディオ/杏林製薬


④キッセイ薬品工業


⑤杏林製薬


⑥ジェーピーエス製薬


⑦サンファーマ


⑧日本臓器製薬


⑨日医工


⑩日本ケミファ


11)陽進堂


12)丸石製薬


13)東和薬品





4月1日より厚労省のホームページで随時、供給情報が公開されています👇

医薬品の供給状況の現状を網羅的に把握したい場合などにおすすめです。




【その他のご案内】

①薬局未来図: 報酬改定から見る令和時代の展望~ChatGPTが描く薬局の新しいカタチ~





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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