【オンライン医療事典 MEDLEY】コロナ5類移行後、初めての夏を楽しむために気を付けたい!夏の2大特徴「じめじめ暑さ」と「さんさん日差し」からくる意外な病気
はじめに
メドレー広報室がお届けする、「オンライン医療事典MEDLEY」で気になる記事をピックアップする note 。今月も注目のトピックをピックアップしてお届けしていきます。
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行してから初めての夏がやってきます!本格的に屋外でのレジャーや遊びの予定を入れる方も多いのではないでしょうか。
思いっきり楽しみたい一方、じめじめした暑さやさんさんと降り注ぐ日差しからくる不調にも改めて注意が必要です。今回は”夏の特別編”として、「夏に要注意な症状3選とその対策」についてご紹介します。
「じめじめ暑さ」の時期には要注意!
症状①:パンケーキを食べたらくしゃみが止まらない!?「パンケーキ症候群」とは
「パンケーキ症候群」とはホットケーキなどの粉物を食べた際に、粉物に含まれるダニ成分に対するアレルギー症状を起こすもので、小麦そのものに対する食物アレルギーとは似て非なるものです。
「パンケーキ症候群」とは呼ぶものの、日本ではほとんどがお好み焼きミックス、たこ焼きミックスを家庭で使用した際に発症する場合が多く、ドーナツ、ピザ、ケーキ、天ぷら、チヂミなどでも発症することがあるとのこと。
とくに、夏のじめじめ暑さの季節はダニが繁殖しやすい環境です。粉物の開封後は冷蔵庫に入れて速やかに使い切るようにしましょう。
症状②:食当たりの覚えはないのに下痢…?”じわじわ”くる熱中症
下痢をしている時、自分が熱中症だと思う人は少ないのではないでしょうか。熱中症で出ることがある症状の一つに下痢があります。
熱中症で下痢になる原因には、汗をたくさんかいて、その後に水分を一気飲みすると、腸で水分を吸収しきれずに便が水っぽくなるといったことが考えられます。
熱中症は悪化すると入院が必要になりますし、何よりも、正しい知識をもつことで予防・早期対応ができる病気です。熱中症が悪化して辛い思いをしないで済むよう、記事で紹介している主な症状や応急処置なども参考にしながら、吐いてしまった、頭痛、頭がぼーっとするなどの症状がある場合は早めに病院での受診をしましょう。
「さんさん日差し」に気を付けたい!
症状③:軽い日光浴での皮膚の赤み・はれ、香水や化粧品が原因かも?光過敏症
光線過敏症は、通常では問題ない程度の日光を浴びただけで皮膚の赤みや水膨れなどの症状が出ることを言います。顔、首回り、腕などの日光が当たりやすい場所に出やすく、病気や薬が原因となるほか、香水や化粧品に含まれる香料や成分が原因になることもあります。
光線過敏症は単なる日焼けではなく、他の病気の症状の一つとして現れることがあるので、病気のサインとして見逃さないように、強い日差しに当たっていない、予防策をしっかり取っていたにも関わらず日焼けの反応が強く出る、といった場合には、皮膚科のお医者さんに相談をしてみてください。
おわりに
以上が 今月の医療事典 MEDLEY の気になる記事でした!
来月も患者として見ると「気になる」「ためになった」という記事をピックアップしてお届けしたいと思います。
この note について
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