【オンライン医療事典 MEDLEY】2023 年 3 月: 注目を集めているのは間質性肺炎…あまり聞きなれない病気ですが、かかる人は比較的多い病気です
はじめに
今年の桜は早咲きで、 4 月に入る前に散り始めて切ないですね…メドレー広報室がお届けする、「オンライン医療事典MEDLEY」で気になる記事をピックアップする note、今月も注目のトピックをピックアップしてお届けしていきます!
今月の人気記事
あまり聞きなれない間質性肺炎…どんな病気なのでしょうか?オンライン医療事典 MEDLEY でチェック!
みなさんは、「間質性肺炎」という病気を聞いたことがあるでしょうか?この病気は「間質」と呼ばれる肺を支える組織が炎症を起こした結果、肺の動きが悪くなり呼吸困難などの症状が出るものです。あまり聞きなれない病気のためか、検索する方が多く注目を集めました。
原因は様々で不明の場合も多いですが、最近咳や息苦さなどの症状があります。心配な方は、呼吸器内科を受診してみてはいかがでしょうか。
実はそのアレルギー症状、サバアレルギーではなく「ヒスタミン中毒」かもしれません
サバやブリなど脂が乗っている魚がおいしいですよね!でも、「以前にサバを食べて、じんましんが出てしまった」という経験をされた方がいらっしゃるかもしれません。こうした症状が出るとアレルギーだと考えてしまいがちですが、実はアレルギーではなく「ヒスタミン中毒」かもしれません。
赤身魚を常温で放置していると、魚の中で「ヒスタミン」という物質が生成されてしまい、ヒスタミンが増えた魚を食べるとアレルギーに似た症状を発症してしまいます。予防としては、常温で魚を放置しないで冷蔵することです。
3/24 は世界結核デー
3月24日 は「世界結核デー」でした。結核は感染症の一種ですが、日本は毎年 2 万人ほどが罹患しており、先進国の中でもかなり多い患者数となっています。昔と違い不治の病というわけではないですが、現在でも年間 2000 人ほどがお亡くなりになっている病気です。
この機会に改めて、「結核」についての基礎知識を持っておくと役に立つかもしれません。
サッカーのプレミアリーグやブンデスリーガ、チャンピオンズリーグの試合があると、東アジアで交通事故が増えてしまう?!
先日、キリンチャレンジカップもありましたが、読者のみなさんの中にもサッカー観戦が好きという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 その中でも競技レベルが高く、人気もあるのはやはり欧州リーグではないでしょうか。イングランドのプレミアリーグ、ドイツのブンデスリーガ、スペインのリーガエスパニョーラ、イタリアのセリエ A、フランスのリーグ・アンは「五大リーグ」と呼ばれており、一流選手が出場します。とくにクラブチームの一番を決めるチャンピオンズリーグの観戦はとても人気があります。
実は欧州サッカーの放送があった翌日に、東アジア地域では交通事故が多いという論文があるそうです。イギリス医師会雑誌(BMJ)は、毎年 12 月に一風変わった論文を掲載することで有名ですが、2020 年に発表された論文で「東アジアはヨーロッパと時差が大きく欧州リーグの翌日は寝不足のため、交通事故が増える」という結果になったそうです。サッカー好きな皆さんは徹夜で放送をリアルタイムで見たことがあると思いますが、くれぐれも寝不足には気をつけましょう!
おわりに
以上が 今月の医療事典 MEDLEY の気になる記事でした!
来月も患者として見ると「気になる」「ためになった」という記事をピックアップしてお届けしたいと思います
この note について
メドレーでは「オンライン医療事典MEDLEY」というサービスを 2015 年より運営しています。このサービスは社内外の医師 800 人以上の協力のもと、病気・薬の情報などを集めた医療事典になります。こうした情報の他にも学術誌からのトピックなどを分かりやすくコラムとしてお届けするなど、患者が医療に関する情報を総合的に得ることができるサービスです。
SNS でも積極的にトピックを発信していますが、この note ではそれらから特に皆さんに知ってほしい情報をお届けしています。