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インドネシア出身の僕がメドレーに入社した理由

初めまして。2021年9月から株式会社メドレーに入社したインドネシア(ジャカルタ)出身のビマと申します。オンライン動画研修サービスである「ジョブメドレーアカデミー」事業の中で、研修動画の制作をしているコンテンツチームで多言語対応を担当しています。

僕はインドネシア生まれなので、そのバックグラウンドを生かして、海外またはインドネシアに関連する仕事をしたいと考えました。そして、医療の知識がない僕が医療の分野にチャレンジし、医療業界経由でインドネシアまたは他の国と日本の関係を強化させたいと思って、メドレーに入社しました。

僕がなんで日本に来たか、日本に来る前または日本に来てから何をしていたかという話をご紹介させてください。

サッカー選手になりたかった僕

父親がサッカーコーチだったので、小さい頃から厳しく指導されていました。ボールコントロール、走るスピード、キックパワー、ドリブル、ボディバランスのための筋肉トレーニングなど、ほぼ毎日2~3時間ぐらい必ずトレーニングをしないといけませんでした。
キーパー以外のあらゆるポジションを幅広く経験したなかでも司令塔であるMFがもっとも得意でしたが、最終的にはDFとして試合に出場していました。様々なポジションを経験したことによって、相手がどういう動きをしてくるかの先読み力が周囲より優れていたことが評価につながったのだと思います。

11歳の頃、イギリスで開催される​​Arsenal FCのU-12の国際大会に出るため、選考に参加してみました。テストのポイントがなかなか足りなかったのですが、諦めず嫌いな性格なので何回もチャレンジして、結果的に最終選考に入れました。最終選考でジャカルタからは数百人の中から4名が選ばれ、その中でも1位の成績で選抜されて、​​Arsenal FCのインドネシアチームに所属して、国際大会に出ることができました。

小さい頃からずっとサッカー選手になることを夢見てきました。しかし中学校の時に発症した病の影響で、治療のためドクターストップがかかり、練習をセーブしなければいけなくなりました。元々サッカー選手になるならインドネシアではなく、別の国でプレイしたいと考えていたのですが、この体では難しいと、夢を諦めることになりました。(現在は回復して健康体です!)

前向きな性格なので、サッカーから離れる時間ができたなら他の趣味を楽しもうと、ゲームやサッカー観戦、アニメやドラマを観ることなどに時間を使っていました。日本好きの友人の影響で日本のアニメやドラマをよく観ているうちに、日本で暮らしてみたいという気持ちが高まりました。

高校2年生の時、僕は新しい環境でチャレンジしたいと思って、海外に進学すると決めました。なぜ日本にしたかというと、僕は日本の文化が好きで、技術の進んでいる先進国で暮らしたいと思って、日本を選びました。

ちなみに、海外に行った経験は中学時代のサッカーの試合でイギリスに来て以来初めてだった上に、日本語もアニメから聞いたことある言葉を少し知ってるぐらいの状態にもかかわらず来日を決めました。(笑)

来日してから

2015年10月1日に来日して、留学生を積極的に受け入れている専門学校に入学しました。
両親からは元々海外に行くか、インドネシアでインターナショナルな大学に行くかのどちらかをすすめられていました。日本行きも賛成してくれましたが、両親に負担をかけたくないと思い、生活費と学費を自分で払うことにしました。
専門学校では日本語を学びながら色んな国の人たちと合流しました。ほとんど日本語を勉強していない状態で入学したので読解が苦手で苦労しましたが、アニメやドラマを観ていた影響か、聴解が得意でテストでは満点でした。
その後同じ学内のICTを学べる学科に入学して、プログラミングをはじめ画像や映像編集など幅広に学びました
子供の頃からパソコンを触ってた影響か進歩が早かったので、人に教える立場になることが多かったです。

実際に日本に来てから最初に感じるのは天気が寒かったことですが、日本はインドネシアと違って空気が良いです。そして、びっくりしたことがたくさんあります。例えば、自動販売機がたくさんあること、自転車を使ってる人が多いこと、エレベーターを登る時に左側に立つことなどですが、もっともびっくりしたのは物価が高いことです。

実は日本に来てから3ヶ月後に留学生同士で開催されるASEANのフットサル試合に出るため、インドネシア代表としての選考に参加し、その結果インドネシア代表に選ばれました。その試合で1位にはなれませんでしたが、3位で大満足し、いい経験になりました。

就職してから

専門学校を卒業してから新卒として株式会社未来ボックスに入社しました。インターンから社員化、という形でプログラマーとしてインターネット関係やECサイトやアプリの開発をしていました。この会社はゲーム会社でもあって、少しゲーム開発について教えてもらいました。専門学校でプログラミングを学んできましたが、一方で実際に仕事となってみると、自分は数学が苦手でもあって、プログラミングに向いていないのではと考えるようになり、他のキャリアを模索しました。

友人の紹介でエントリした株式会社カカクコムでは、海外向けのECサイトを運営しており、インドネシア生まれというバックグラウンドが生かせると考えました。priceprice.comというECサービスで、翻訳やユーザーサポートからSNSを活用したマーケティング活動まで幅広く経験させてもらえました。

実は個人でYoutube活動をしています。当初は日本文化や観光地を紹介していましたが、コロナの影響で海外からの観光客も減ったのでゲーム実況をしていました。成功するために、ターゲットを決め視聴者が求めるテーマの動画または画像を作ります。プロモーションしたり、統一感を出すことも大事です。

その経験を生かし、担当したサービスの公式アカウントではInstagram(数千 → 1年半で9万)、Youtube(数百 → 3万)と伸ばすことができました。
どうやってこんなに伸ばせたのか?でいうと、自分はとにかくいろいろ試そうと考えました。例えば、Instagramで今まで一番リーチ獲得できたことは、自分がやっていたInstagramのテーマはスマホの関係でした。投稿トピックとしては一つのスマホのスペック表を投稿していましたが、一つのスマホで一つの投稿だけだとリーチが少ないので、リーチが多くなるためにいろいろ試してみました。たくさん改善の中で一番成功したことは一つのスマホのスペックだけではなく、他のスマホと比較してみた投稿でした。その結果、リーチが2倍以上獲得できました。
仕事としてSNSを運用するのは初めての経験だったので、他のアカウントを参考にしながら色々テストを重ねました。インスタは画像と動画それぞれ投稿してみて、意外と動画投稿が伸びないことがわかったり、ランキング形式の投稿が伸びることがわかったりしました。投稿後1週間の間にどれぐらいリーチしたのかを確認しながら、コメントの内容を参考に運用を工夫していきました。

何を投稿するのか、企画も編集も投稿も全て自分の権限でやらせてもらえて楽しかったです。
この経験から、プログラマーのようにゼロから何かを開発構築するよりも、反響をみてテストしながらコツコツメディアを伸ばしていくことが自分にはマッチしているのだと思いました。

メドレーにジョインしてみて

サービスクローズに伴い転職せざるを得ないため、転職活動を実施しました。そのタイミングでメドレーの求人に出会いました。メディア運営という点と、インドネシア出身という自分のバックグラウンドを生かせる仕事であると同時に、これまで触れたことのない医療系ということで新しい知識も得られるのではないかと思い、ジョインしました。

現在、オンライン動画研修サービスである「ジョブメドレーアカデミー」事業の中で、研修動画の制作をしているコンテンツチームに所属しています。コンテンツチームの中で日本語チームと多言語チームに分けられ、多言語チームのメンバーとして業務しています。

齊藤さんとともに、多言語対応の立ち上げを行い、仕組みづくりからやりました。ジョインした時の状況は決まっていないルールがたくさんあって、齊藤さんに相談しながら決めていきました。具体的には翻訳の仕組みや多言語の動画編集の仕組みなどを改善していました。

■そんな齊藤さんのnoteはこちら

入社した時、コンテンツチームのメンバーはまだ6人でしたが、今は8人になりました。その中に日本語メンバーは5人で多言語のメンバーはまだ3人(1人ベトナム、2人インドネシア人)しかいないんですが、今後は他の言語の業務を実施する予定ですので、これからもメンバーが増えていくのではないかと思います。

ともに働く仲間を募集しています

入社してからまだ半年ぐらいですが、自分的に結構医療関係の知識を得られたと感じています。これからもたくさん医療の知識、特に介護に関する知識が高まってくると思います。これは将来的に自分または周りの人に役に立つ知識だと思います。

外国籍の方からすると医療という専門的な分野に飛び込むのはハードルが高いかもしれませんが、周囲がサポートしてくれるので、安心できると思います。僕も最初はたくさんわからない医療用語がありましたが、皆さんが優しく教えてくれたおかげで、業務をスムーズにできるようになりました。

僕のビジョンはインドネシア出身で日本で働いているエッセンシャルワーカーの役に立ちたいということです。これからメドレーがグローバル会社になると聞きましたので、グローバル会社で働きたい人または医療の分野を高めたい人はぜひ皆さん一緒に働きませんか。
気軽にご応募ください!


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