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医療系"取材"ライターのはじめかた卒業生座談会Vol.1【前半】

医療者専用リスキリングスクールMedi+(Meditasu)は、2024年2月5日にオンラインイベント「医療系"取材"ライターのはじめかた卒業生座談会Vol.1」を開催しました!

2024年5月現在、スクール事業は「医療ライターのはじめかた」「医療系"取材"ライターのはじめかた」「医療系メディアディレクション*講座」「薬機法実践力向上講座」の4つがありますが「医療系"取材"ライターのはじめかた」は2023年9月に新設された講座です。

今回は、第1回の「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座卒業生で医療資格保有者の潮見ゆうかさん、岡田なつみさん、森居あんみさんにお集まりいただきました。

新米医療系"取材"ライターのリアルを、Medi+代表の松岡磨衣子が進行を務めながらお届けします。医療系取材ライターに興味がある方はぜひご覧ください!

*ディレクション:メディア運営において、ライターの進捗管理や記事の企画案出し、記事の品質担保を行うこと。

Medi+公式イベントリンク:https://peatix.com/event/3816524/view
医療系"取材"ライターのはじめかた講座
詳しくは公式LINE

「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座卒業生ゲストの自己紹介

松岡磨衣子(以下まいまい):株式会社Medited代表取締役の松岡磨衣子(まいまい)と申します。 (株)Medited代表の元薬剤師で、医療者専用のスクールとコミュニティ、メディア事業を運営しております。本日のファシリテーター(進行役)をつとめさせていただきます。

弊社のキャッチコピーは「医療資格はずっと味方」、ミッションは「医療資格保有者の働き方の選択肢を増やす」です。 医療資格があるからこそ活かせるスキルというところを軸にしながら、さまざまなコンテンツを現在拡充中です。

今回は、スクール事業の1つである「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座の第1回卒業生のみなさんにお集まりいただきました!
みなさんはまだ卒業して3ヶ月くらいですが、すでに医療系取材ライターとして稼働されているようなので、今日はお話を伺えるのをとても楽しみにしています!

岡田なつみ(以下岡田):岡田なつみです。私は2023年3月に「医療ライターのはじめかた」講座を受講した後、9月に「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座を受講、 11月に卒業して現在に至ります。
私は現在、フルタイム薬剤師として臨床で働いているため、完全に副業でライターです。そのため、あまり件数はとれませんが、こつこつ少しずつやっています。
「医療系取材ライターのはじめかた」を受講した理由は、興味のある取材記事を見つけたことです。応募したかったのですが、募集要項が取材経験者だったため、経験を積みたいなと思っていたタイミングで、この講座ができたので、応募しました。

潮見ゆうか(以下潮見):潮見ゆうかと申します。私も2023年3月に「医療ライターのはじめかた」、その後9月に「医療系"取材"ライターのはじめかた」を受講して、 未経験から現在医療ライターをやっています。
私も副業で、本業は病院薬剤師です。医療系のSEO記事*やコラム記事、取材記事の執筆もしています。現在、未就学児2人のママです。 よろしくお願いします。

SEO記事*:Googleなどの検索エンジンで検索したときに、上位に表示されやすく工夫された記事。Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略

まいまい:もう一方のゲストさんが、仕事の都合で参加が遅れる可能性があるとのことなので、簡単に私からプロフィールをシェアをさせていただきます。

森居あんみさんという方で、臨床検査技師、脳神経超音波検査士*の資格をお持ちです。
あんみさんは大学病院で勤務するかたわら、2023年5月より医療ライター/ブロガーとして活動。2023年9月に「医療系"取材"ライター講座」を受講し、医療系取材ライターとしての活動も始めたそうです。
医療系取材記事執筆の他、専門である脳神経超音波検査に関する教育動画の作成や講師も務めていらっしゃる方となります。

夜勤があったり、休みがかなり変動的だったりで、今日も来れるかわからないとのことですが、事前にいただいた内容をご紹介します。
あんみさんは、SNSやブログ運営もされているので、よろしければそちらもご覧ください。

▼あんみさんのブログにて、医療系"取材"ライターのはじめかた講座受講体験談を掲載してくださいました!🙌💐

脳神経超音波検査士*:脳神経領域の超音波検査に熟練した技能を持つ有資格者として、日本脳神経超音波学会で認定された者

※森居あんみさんはお仕事の都合で参加できなかったため、イベントレポートではいただいたコメントをご紹介しています。

「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座を受講した理由


「医療ライターのはじめかた卒業生座談会Vol.1」の様子

まいまい:薬剤師ライター、臨床薬剤師ライターとして活動していた3人が、医療系"取材"ライターにチャレンジしたきっかけを教えていただけますか?

岡田 :医療ライターの仕事をするようになり、仕事を検索していたタイミングで「すごくやってみたい!」と思った記事が取材記事でした。
そこから取材に興味がでて、そのタイミングで「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座がはじまるのを聞き、申し込みました。

まいまい:岡田さんは「医療ライターのはじめかた」も受講してくださいましたが、 SEO記事よりも取材記事の方が関心が高まったという形でしょうか?

岡田 :どちらの方が興味あったということはありませんが「医療ライターのはじめかた」講座を受けて、医療記事をチェックする 自分の目は肥えたように思います。
「こういう書き方するんだ」「こういう記事とかも仕事であるのかな」などと多くの医療系記事を見るようになって、気になるものを見つけたという感じです。今はどちらも並行してやっていますが、 どちらも楽しさはありますね!

潮見:私は女性薬剤師としての働き方に自分自身がとても悩んでしまった経験がありまして、いろいろと調べたことが医療系"取材"ライターに興味を持ったきっかけでした。

Web記事をいろいろと調べたのですが、自分の悩みに合致する答えが記事には見つからなくて……。 だったら自分で書いてみたいなっていう気持ちがでてきて、医療ライター講座や医療系"取材"ライター講座を受講しました。
あとは本業で学会に行くので、学会レポートなどを仕事にできたらいいなって思ったことがきっかけですね。

まいまい:臨床現場で働く中での経験が、さらに副業にも生きるところは、すごく関わりが近いですよね。学会のレポート記事は、弊社が運営する「医療×Webクリエイター交流コミュニティ|MediWebラボ」のメンバーさんも書かれていましたね。

森居あんみ(以下森居):私は前からWeb記事は書いていましたが、SEO記事を書く面白みをどうしても感じられず……。
「他に医療ライターとしてできることはないか?」と思っていたときに、ちょうど「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座に出会いました!

講座受講後の生活スタイルやマインドの変化

「医療ライターのはじめかた卒業生座談会Vol.1」の様子

まいまい:「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座を受講後、生活スタイルやマインドの変化はありましたか?

岡田:「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座を受講してから、普段の生活でも人から情報を引き出そうとする意欲が強くなったと思います。
「どういう話し方をしたら相手が話しやすいかな」とか「どういうテンポ、声のトーンなら話に乗ってくれるかな」とか、そういうことを考えるようになりましたね。
本業で患者さんやドクター、同僚と話すときも気にするようになりました。自分の会話力が向上したかなって感じています。

潮見:私も岡田さんと同じように、コミュニケーションスキルが上がり、人への興味がより強くなりました。
私は病院薬剤師として12年目になります。後輩を育てる立場なのですが、後輩から話を聞くときに受講した経験が活きていると感じます。

生活では、本業、副業、家事や育児の両立もしなければなりません。そんな中で、やらない方がいいことをやめられるようになりました。
とにかく時間がないので、いかに時間を捻出するかが課題です。SNSやネットを無駄に見ない、だらだら漫画を読まないなど、時間を切り詰められるようになったと感じています。

まいまい:やらなくてもよかったことが明確になって、どんどん研ぎ澄まされている感じが伝わってきます!

森居:私は今のところ生活スタイルに大きな変化はありませんが、マインドの変化としては、記事を書くために「人の時間を頂く」という意識が強くなったと思います。そのことを思うと、いっそう執筆に気合が入ります!

薬剤師、臨床検査技師"取材"ライターとしての現在の働きかた


「医療ライターのはじめかた卒業生座談会Vol.1」の様子

まいまい:みなさん薬剤師、臨床検査技師として臨床現場で働きながら副業で医療系取材ライターとして活動していますよね。タイムスケジュールや時間の作り方の工夫をうかがっても良いでしょうか?

岡田:本業は受講前と変わらないです。平日は週5、9時~18時で働いています。夜帰宅して、ご飯とかを済ませてから、記事を書いてっていう生活です。
「医療系"取材"ライターのはじめかた」講座を終えて取材案件を稼働するようになってからは、 本業の週休2日の休みの1日に取材が入ることがありますね。SEO記事も並行してやってるので、平日の夜と、週2の休みのうちの1日は医療ライターや医療系取材ライターの仕事をしています。

一応、週1日は完全休みにしようと自分の中で決めていますが、まだまだセルフコントロールできないところも多いです。

まいまい:本業と副業、すごく体力もいるかなと思うんですけれども、何か工夫はされているのですか?

岡田:スポーツジムには行ってますが、「体力づくりしなきゃ!」と気を使っているわけではないですね。さきほど潮見さんもおっしゃっていましたが、 無駄にしている時間が今まではいっぱいあったので、そこを削ってという感じです。

仕事の昼休みでも30分時間があれば、1文字でも2文字でも進めようと思っています。「今日もダラダラ過ごしちゃったな」というのがなくなった分、気持ちよく1日が終われるようになったかなと思います。もちろん「やばいやばい!」みたいな日もまだ多いのですが、今は副業という形なので、嫌いにならないような分量でやっていきたいなとは思ってます。

森居:本業の臨床検査技師を時短で続けながら、MediWebラボの医療系"取材"ライターとしても活動させていただいていました。
子どもが小さいので、ゆっくりとしたペースでやらせてもらっています。

▼<MediWebラボメンバーインタビュー>
森居さん取材&執筆/フィンランドで生活する歯科衛生士まりりんさん

潮見:私は子供が小さいため、本業は週5日、時短で働いています。
主に医療ライターとして作業できるのは、夜子供を寝かしつけた後からの時間です。
土日も稼働できなくはないのですが、家族の時間がなくなってしまうのは元も子もないので、そこは意識しています。もし土日でやるにしても夜だけです。家庭の時間を大事にしながら稼働しています。


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