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勉強って答えあるから簡単でしょ?
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今日は勉強を頑張るみなさんを励ます意図で記事を書いています。
よく巷で耳にする「勉強って答えあるから簡単でしょ?勉強だけできても社会に出たら通用しないよ」という捨て台詞、負け惜しみとも何とも言えない言葉をあなたも聞いたことがあると思います。
確かにこの理論は一理あり、実際社会に出ると答えの無いことが多々ありますし、答えが隠されていることも多々あります。
答えが本当にあるかどうか誰にもわからない場合とは、マクロでは例えば国を営む場合の経済スタイルの最適解や、少子化の解決方法、エネルギー問題解決に向けた研究など多々あります。これらの問題には一定数の職種の人が関わりますが、答えが出ないまま一生を終えていく人も多数いるでしょう。ミクロだと出世の仕方、物の売り方などです。
答えが隠されている場合とは主に誰かの利益が誰かの不利益になる場合です。社会人は利害関係が絡むことが多くこういった事案が多発します。
それに対し、学校の勉強ってどうですか?答えどころか、解説まで丁寧に用意してくれています。1,000円少々で参考書は買えるし、YouTubeではタダで勉強法や授業の動画が見れます。さらに課金すればプロフェッショナルによる授業を浴びるように教授できますね。
では「勉強は簡単、勉強できても社会では通用しない」論は反論の余地がないのでしょうか。答えはノーです。
上記のように勉強は答えがある、授業も解説もあふれているというのは、いわばインフラが整っているというだけの話です。それをどう使いこなすのか、また高みを目指すうえで立ちはだかる困難を一切無視した理論であり、さらには答えのある勉強をした先にある恩恵に一切言及されていません。
上記の「勉強は簡単、勉強できても社会では通用しない」論を宣う人とは、勉強で苦労しなかった一部の天才と、勉強しなかった凡人が殆どです。天才がゆえに一般人が勉強強いては受験に精を出すことで獲得する成果に気付かなかったパターン、本気で勉強したことが無いが故に獲得できる成果を知らないパターンが考えられますが、この成果というのは主に任務遂行力、マルチタスク能力、論理的思考能力です。勉強自体は整ったインフラのもとで宿題や定期テストなど受け身なタスクに思われるかもしれませんが、その過程で獲得する上記の能力は能動的でどの分野でも通用するものです。
これを十代のうちに経験しておくことは答えの無い社会に出ていくにあたって大変有意義なことです。
また「勉強は簡単、勉強できても社会では通用しない」論は勉強からの逃避理由に学生間で使われる場合も多々あるでしょう。そんなことを言ってる間は勉強もできず、社会でも通用しない人にしかなれません。
勉強して、答えの無い社会で通用する可能性を上げていきましょう。
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