子宮頸がん(HPV)ワクチン、勇気ある訴えは社会をきっと変えていく

1年ぶりのnoteへの投稿です。

子宮頸がん(HPV)ワクチンの副反応は、進行形で複数の症状が積み重なっていく、先がみえない症状が今も被害者の方々を苦しめている、この実態をご存知でしょうか?

突然の失神、頻脈、手足のしびれ、痙攣、頭痛、聴力低下、倦怠感、視野の欠損、目が上下に痙攣して本が読めなくなったり、歩けなくなり車椅子生活を余儀なくされたり・・と、高校1年生でHPVワクチンを接種した坂井七海さんは、接種後10年間さまざまに出現する重篤な症状とずっと戦ってこられました。
健康で聡明な少女がワクチン接種によって言葉に表現できないような過酷な状況に追い込まれていることを、大学院の講義に登壇してくださった七海さんの口から初めて知ることになりました。本当に何も知らなくてごめんなさい。

この副反応は、接種後にすぐに発症しない例が多く、副反応の特定が難しいようです。また時間の経過とともに、副反応の症状が様々に移り変わっていくために、接種した全ての症例に対して調査をしなければ実態は明らかにならず、現在報告されている安全性情報から洩れている情報があることが推察されます。

実際、七海さんも一時的によくなったときがあり、安全性報告では軽快のくくりに入ってしまって、変えられないそうです。

安全性報告が不完全であることを、思い知らされました。
今回の新型コロナウイルスにおいても、安全性報告の不完全さが気になるお話がYOUTUBEにあがっていました。ぜひ、以下から見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=XO8p0GiMrJ4&t=8s

日本は副反応被害が問題視されたため、HPVワクチンの普及が進まずに、子宮頸がんの後進国になるという声もあがっています。リスクベネフィットから賛否両論があるのも理解できます。しかし、HPVは何種類もあってワクチンはそのうち一部のHPVに有効で全ての型に有効ではありません。

真のエンドポイントは、子宮頸がんの予防であり、HPVワクチンの予防効果が期待されますが、現時点では何%防ぐというデータは示されていません。
重篤な副作用が現れるのはごく少数例でも健康な少女に及ぶ被害はあまりに甚大です。副反応の原因が解明されず、治療法も十分でなく、被害を受けた場合の迅速な救済制度も十分整っていない時点では、検診をもっと推進して予防し、接種希望者には、接種を正しく判断できるように情報を適切に伝えることがとても重要だと思います。

七海さんの生の講義を受けた後では、HPVワクチンの定期接種再開は個人的には絶対NOだとはっきり言えます。少数例としても激しい副反応の実態、報告されていない副反応の可能性、副反応が生じた後の治療がないことを知った上で、推進したい方々は、自分の中学生や高校生の家族に接種をすすめたいだろうか。ご意見を聞きたいところです。

「治療法がないので治療法をみつけてほしい、これ以上新たな被害者が生まれてほしくない」
七海さんの声にはその精神性の高さをあらわしていて、エネルギーが宿っていました。勇気ある訴えは社会をきっと変えていくはず。
以下、七海さんの作成された資料です。ぜひご一読ください。
http://www.yuki-enishi.com/yuki/yuki-210701-1.pdf
http://www.yuki-enishi.com/yuki/yuki-210701-4.pdf

HPVワクチンの治療に長年力を注いてこられた医師が、その原因についての糸口を発見されたそうです。
近い将来に治療法がみつかり、先がみえない症状から七海さんをはじめとする被害者の方々が少しでも解放されることを切に願わずにはおられません。

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