ホラ貝の音ってどうなっているの?
2021.09.06
生活の中の科学シリーズ。
先日テングニシガイという巻貝をお店で買いました。18cm おおきい巻貝!
中身を刺身にして食べるとアワビのような堅めの食感でした。
美味しくいただいた後、殻の活用方法をしばらく考えていたのですが、
「もしや これであこがれのホラガイ(貝殻笛)が作れるのでは??」と思い立って試しにつくってみました。
?貝殻の先は砥石の一番荒いやつで削り落とす。
?空いた穴を陶磁器用ドリルで掘ってマウスピース取り付け穴をつける。
ほら貝は本当はラッパみたいなマウスピースをつけるのですが(参考)
今回は穴の径が小さいのでストロー笛を刺してホラ貝化してみることにしました。
ひとまず完成!
やってみてそりゃそうだ なのですが貝は拡声作用はあるけど、たいして調音作用はつけていないのでストロー笛の音が大きくなっただけでした。
ぺ〜♪
管楽器は菅が長ければ長いほど低い音が出るので、ホラ貝とくらべてテングニシガイは管が短く音もあまり低くならなかったようです。(参考)
ストロー笛も改めて調べてみると、音が鳴る仕組みはダブルリードと呼ばれクラリネット・オーボエ・ファゴット(なかなかイメージしにくい楽器ばかりですね。。。)といった楽器につかわれているようですね。
ラッパに使われているマウスピースとは発音方法から違うようです。(参考)
ほら貝の大きさとマウスピースがあってはじめて立派な音がでるのだということがあらためてわかりましたが、
新しい楽器として音の出る仕組み・拡声方法・素材などの要素を組み合わせると今までなかった楽器もつくれることもわかりました。
みなさんももし大き目な貝が手元にあったら貝殻笛づくりに挑戦してみてください!
平河 翔