次期診療報酬改定に向けた検討スケジュール
今日の中医協で、令和4年度の診療報酬改定に向けて、どのように検討を進めるかというスケジュールが出てきました。
やっと出たか!という感じですね。
やっぱりコロナで全体的に遅れが出ているみたいです。
どれぐらい遅れているのか、ちょっと確認してみました。
令和2年の診療報酬改定に向けた進め方が出たのは、2019(平成31年)年3月6日。これでも消費税増税によるプチ改定が4月にあったせいで、少し遅れていた感じです。ただ、この時点ではすでに検討項目などもまとまっていて、この後すぐに審議に入れたみたいですね。
平成30年度の診療報酬改定に向けた進め方が出たのは、2016年12月21日。この時は改定の一年以上前から審議に入っていたんですね。もちろん検討項目もまとまっていました。
それに比べて今回は、スケジュールだけやっと出しただけで、検討項目もまとまっていない。厚労省はこの新型コロナ関連で本当に大変なんだろうなと思います。(介護報酬改定の担当者さんも改定期間中に更迭されてしまったし。。)
診療報酬改定では、前回の診療報酬改定にどれぐらい効果があったか?とか、時代を先取りするような医療に取り組んでいる機関の調査等が必須です。そもそも調査結果について、新型コロナの影響をどのように解釈し、次の改定にどのように反映させるかというのは、未だかつて経験がない検討となるのではないかと思います。
本来であればIOTやAI、DX等の進化に考慮した大胆な発想を必要とする改定となる筈ですが、そこまで切り込むのは難しいかもしれませんね。
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