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本当にあった怖い話19

術後3日目に大部屋で体験した話

これは…私が真珠腫性中耳炎で耳の

手術をした3日目の夜に体験した話です。

入院当日は個室に入る予定でしたが

空きがなかった為

私は4階ピンク病棟の大部屋で

窓側のベッドで寝ていました…。

術後・入院3日目の夜

私は元々神経質な性格で寝付きが悪く

しかも術後3日ということもあり

痛みで眠ることができませんでした。

看護師さんが睡眠薬を

持って来てくださったので

睡眠薬を飲んで横になっていたのですが…

やはり3時間ほどで目が覚めてしまい…

ボーっとしながら

窓の方を見ていました。

すると外に女の人が歩いているのが見えました。

最初は患者さんか誰かが

気晴らしに外に出ているのかと思ったのですが

どう考えても…あり得ないことなのです!!

だって…

私が入院していた4階ピンク病棟の大部屋…

夜中なので

当然カーテンも閉まっているし

窓側だったけど

外が見えるはずないのです!!

しかも…私が入院していた病院は

人が出られるベランダなんて

なかったんです…。

患者さんが勝手に窓の外に出られないように

小さい窓しかなかったし

半分しか窓が開かない

仕組みになっていたのだから…。

それにもかかわらず…

私はハッキリと女の人の姿が

見えていたのです…!!

正確には下を向いて歩いていたので

表情までは確認出来ませんでしたが…

何回も…何回も…

左右往復していたのです…。

その後…私は

いつの間にか眠っていたらしく

目が覚めた時には

朝になっていました。

あの夜…もし仮に

その女性と目が合っていたら…

もしくは…

その女性の表情がハッキリ見えていたら…

見えていることに気付かれていたら

私は…どうなっていたのでしょうか…。

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