不育症のリスク因子とは?
妊娠すると10~15%が流産となります。計算上2回連続した流産の発生率は1~3%、3回の流産は0.1~0.3%で起こります。実際には、2回連続した流産は全妊娠のうち4.2%、3回連続した流産は0.9%に発症しますので、偶発的な流産率より少し高いです(文献1)。そのため、不育症や流産のリスク因子によって流産している方がある程度いることがわかります。
不育症なのにリスク因子が不明なのはなぜ?日本における不育症のリスク因子に関して、厚生労働省の不育症研究班が以前に調査しています(