口腔ケアの必要性
日々の業務で食事の後に口腔ケアを行います。
介護士1年目の私は何故口腔ケアを行うのか。
分からない状態で、府に落ちない状態で行ってきました。
平成30年度 在宅医療推進研修事業
在宅で食べる幸せを支えるために
摂食・嚥下機能支援に関する研修会
に参加し口腔ケアの必要性が理解できたので、
アウトプットします。
❝オーラルフレイル❞という言葉をご存知でしょうか?
口腔ケアの必要性にコアで関わる単語です。
オーラルフレイルとは、
❝口内機能の脆弱❞のことです。
口の中(オーラル)の機能が低下することによって、
身体の衰え(フレイル)につながっていく。
引用:摂食・嚥下機能支援に関する研修会
口腔内の機能低下が身体の機能低下につながる。だから口腔内のケアが必要になる。
これが結論になります。
具体的に機序をお話します。
大きく4段階に分かれます。
1段階(社会性・心のフレイル期)
2段階(栄養面のフレイル期)
3段階(身体面のフレイル期)
4段階(重度フレイル期)
この4つの段階があります。
■1段階(社会性・心のフレイル期)
社会生活の広がりの低下によって、活動量の低下。
そして、口回りの健康への関心低下につながり、
歯の喪失になる。
■2段階(栄養面のフレイル期)
歯の喪失によって、
・活舌の低下
・食べこぼし、むせこみ
・噛めない食物が増える。
これらの因子によって、
・食品の低下
・食品の偏り
へと移行する。
栄養面のフレイルである。
■3段階(身体面のフレイル期)
栄養面のフレイル期後、
・かむ力の低下
・舌の動きの悪化
・食べる量の低下
により、
・筋力、筋肉量の低下
・低栄養状態
・代謝の低下
へと身体面の衰えとつながる。
■4段階(重度フレイル期)
身体の機能低下(3段階)のフェーズから
重度フレイル期に移行することで、
介護度が上がる。
参考;摂食、嚥下機能支援に関する研修会資料
1~4段階のステップを経て、
介護度が上がってしまう。
最初の原因は歯の喪失である。
口腔内の不衛生状態が最終的に
身体機能に影響を及ぼしてしまうことが
理解していただけたでしょうか?
オーラルフレイルを防ぐための
活動が必要なります。
それが❝口腔ケア❞です。
口腔ケアによって口の中が清潔になる。
口がさっぱりし、
食欲増加や楽しみながら摂食ができる。
そして、体力がつく。
体力がつくことで活力がみなぎり、
積極性が増す。最終的に、
口の機能をよく使い、
また口腔ケアを行う。
口腔ケアから毎日のQOLを高めることが出来る。
好循環が生まれる。
口腔ケアは必要な介助です。
怠らないようにポイントを抑えながら
日々にサービスを提供します。
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