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コロナウイルス感染症の中奮闘する医療従事者たちへのメッセージ

24時間365日病院のべットサイドで戦う医療従事者たち

新型コロナウイルス感染症で治療に携わる全ての医療関係者様におきましては、未知のウイルスとの最前線での治療、そしていつ自分達がコロナ感染してしまうのか分からない状況下の中、その恐怖や患者さんへの対応は私たちの想像を遥かにこえた状況と言えます。

24時間365日ベッドサイドにいる看護職の方々におきましても、新型コロナウイルスとの闘いの終わりが見えない中、自分自身が感染する可能性に不安で、心身ともに疲弊していることかと存じます。

すべての医療従事者の方々に感謝いたします。

心ない誹謗中傷に心を傷めないで

こうしたコロナ渦、医療従事者、特に看護職の誹謗中傷が問題になっています。看護職、医療従事者がこれ以上の負担を負うことがないように願うばかりです。

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出典:https://www.kango-roo.com/work/7495/

ある医療従事者は、こう述べています。
「この仕事自体、新型コロナウイルスが流行していなくても、他のウイルスなど様々な感染を受けやすい。現場で働く以上、感染リスクは避けられず、かかったら自己責任となります。しかし、それが仕事だから仕方ない。医療従事者側からしてみれば、そう思うしか、方法がないのが現状です。」

こう思わせてしまっていることに心が痛みます。誹謗中傷もある中で、ネットやSNS上では激励の言葉が多々投稿されています。

「看護師のみなさん、ありがとう」
「なんで頑張っている看護師が差別されるの…」
「医療崩壊は、医療従事者の心の崩壊も含まれると考えている。」
という切実な声があげられています。

私達が病にかかり苦しみ弱気になっても側にいて励まし支えて下さる皆さんがどれ程に心強いか。家族が数年前にギリギリの生死の危機から助けて頂いたこともありました。今は皆さんが心配です。

色々と不安ばかりの日々を過ごしていることを思うと、自分たちもできる事をやり続け、陰ながら応援させて頂きます。早くこのウィルスが終息し日本にふたたび元気と笑顔が戻る事を祈りつつ感謝の気持ちを込めて、いつもありがとうと言いたいです。

本当に大きな感染リスクのある中で命がけで奮闘して下さっている医療従事者の皆様、本当にありがとうございます。又、皆さまを支えていらっしゃるご家族の自己犠牲的なご協力にも感謝しております。あまりのストレスで心も身体も疲れきってしまわれないかと心配です。希望を抱いて頑張っている皆さまにも再び力が与えられますように祈っております。


寄せられる医療従事者へ感謝のメッセージ

医療従事者の日頃の感謝へのメッセージは、様々な活動でも表現されていまう。その一例を紹介したいと思います。

まず皆さんのご記憶にもあると思いますが、5月頃に都心でブルーインパルスの感謝飛行がありました。新型コロナの重症者の診療に当たった病院や、院内感染で大変だった病院の真上を飛行するものです。ニュース映像を見ながら、晴天の空を、ブルーインパルスが轟音と共にアクロバティックに舞う姿を見て、涙を流した人も少なくなかったようです。

もう一つは、日本人バイオリニストである横山令奈さんです。高校卒業後の2006年にイタリア北部・クレモナに渡り、今では、クレモナにある「バイオリン博物館」で、数億円の価値がある展示楽器の音色を訪問者に聴いてもらう演奏会で、演奏を任されるほどの方です。

そんな方が、医療従事者への感謝の気持ちと、患者がまた音楽を楽しめる日が来ることを祈って、病院の屋上から演奏を披露されました。この模様は配信され、世界中の方を感動させました。

https://cutt.ly/kf9T3T7

恐怖をみんなで乗り越える

私もコロナウイルス感染症の初期のころは、大きな恐怖を感じていました。現在病院の患者治療食の調理員として従事しています。いくら仕事とはいえ最初はコロナ渦の仕事は怖いです。自分のできる感染予防としてはうがい、手洗い、消毒、マスクの着用、職場で強制的に毎日の検温、それと3密回避。職場である病院にウイルスを持ち込まないこと、通勤も含めて自分の体内にウイルスを侵入させないことなど注意をしてきました。

作業中は「手袋をしていても、患者さんの食べ残しに触れるのが怖い」「食器やスプーンを介して感染するかもしれないと思うと怖い」などの感情もありました。

当時は、首都圏などの他地域では感染者の増加が多く、テレビや新聞での情報も感染者の発生と増加が伝えられるばかりで、新型コロナウイルスとその対策についてはわからないことが多くありました。また、病院の関連施設でクラスターが発生した頃でもあり、関連施設というだけで恐怖を感じたことを覚えています。ワクチンが開発されない限りウイルスとの共存の道を歩むしかありません。

新しい生活様式を1人ひとりが意識して、みんなで乗り越えていきましょう。


(出典参考)
https://www.dietitian.or.jp/features/with/20200901.html
・日経メディカル
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/blog/azuma/202006/566213.html
・看護roo
https://www.kango-roo.com/work/7495/

■著者プロフィール
木内 やすし
調理師として、社員食堂、ホテルなどを経て、現在病院の患者治療食で従事する。ライターとしては、2012年電子書籍を出版したのを機に活動を開始。細かい作業を得意とし、自分の専門性を生かし栄養や食べることの大切さを追求した「食」をテーマにした記事を執筆できればと考えています。http://gotouchi-gurunavi.site/
https://cutt.ly/zgVRpsy

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