6月7日(水)メディア日記

 「週刊朝日」の休刊について、読者の朝日新聞OBから惜別の一文が届いた。「安いスコッチのハイボールを飲んで、週刊朝日最終号を読んだら涙が出ました。」101年の歴史を閉じることに誰の責任がある訳ではない。最後の編集長・渡部薫君の挨拶「メディアには時代に与えられた役割があり、週刊朝日は今それを終えて表舞台から去ります」が爽やかに聞こえました。最終号が意図したのは日本の週刊誌文化に対する弔鐘で「こうすれば好かった」的な反省、後悔がないのは却っていい。「高齢者向けにシフトすべき」といったのは自分の本が売れている和田秀樹のみ。ニュースの世界で紙とデジタルの時間勝負はついており、週刊誌の意味も薄れた。「文春砲」は締め切りのない電子版だから威力があり、週刊新潮の兄弟「デイリー新潮」も月決めのオンラインメディアだ。しかし、フリーの安田浩一らが「週刊誌は幕の内弁当ではなく、あるものに特化した『バーティカルメディア』になるべき」というのは少し早すぎないか。のんびりと紙面を広げる楽しみがなく、興味のあることしか読まないのはマスコミではない。もっとも、いま紙の新聞も同じ目に遭っていますが・・・」。

 産経新聞は7日、日本維新の会の馬場伸幸代表は7日の党会合で、「立憲民主党をまず、叩き潰すと発言した」と報じた。馬場代表は「最近発刊の月刊誌のインタビューでも申し上げたが、立憲民主党をまず、たたき潰す。今日の(衆院憲法審査会幹事懇談会での)議論を聴いても、全く国会議員としての責務が分かっていない。国会でとにかく遅延工作をする先祖返りを起こしている。本当に国家国民のために、この方々は必要なのか」と述べた。少数野党にとって国会での抵抗戦術は、遅延工作などは認められた戦術だ。馬場代表が立憲民主党を「先祖返り」などと言うなら日本維新の会は与党になればいい。国民は日本維新の会の実態を知らなすぎる。


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