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3月1日(金)メディア日記

 大谷結婚・・・続報。大谷は日本時間朝6時すぎ記者団に囲まれ、取材に応じた。
1日のスポーツ紙は当然のことながら大谷結婚が1面トップだったが、一般紙は社会面に囲みで報じるなど冷静な扱い。一夜明けた大谷のコメントは、「(知り合ったのは)3、4年前くらい」「婚約をしたのは去年」と断片的な情報を告げるのみで、相手女性の素性は伏せた。テレビのワイドショーはこのコメントをもとに「大谷結婚情報」を終日繰り返した。しかし、同日、ネットでは「これが大谷の女性」と特定し、実名、年齢、顔写真、身長は180cm、早稲田大卒、前歴は元バスケット選手、家族構成は兄が明大卒ラガーマンなどと詳細に報じた。ネットの一部では「大谷が公表する前に余計なお世話だ」と投稿があったが、どうも本命はこの女性らしい。

 1日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)は、健康増進でたびたびテレビに登場する美木良介が「長生きするには、長い息、『ロングブレス』だけ」とスタジオで実演し、コメンテーター3人も椅子に座らされ、35分間も体験体操が続いた。「どうもおかしいな」と思っていたら最後になって「無敵の100歳」という本が登場、しかも同書は2月28日発売の幻冬舎刊と分かった。幻冬舎刊の本は、同局の番組内でもたびたび登場し、宣伝に一役買っている。去年「ワイドスクランブル」では、幻冬舎刊の全国観光ガイド的な本が取り上げられ、問題になったことがある。「モーニングショー」まで唯々諾々とこんな企画を受けいれてしまいお粗末もいいところだ。
 翌2日の日経新聞3面には同書の広告が下4段で大きく掲載され、美木良介と一緒に上半身裸の見城徹が本の宣伝をしていた。同広告は発売したばかりなのに「発売4刷5万部突破」の活字が躍っていた。「モーニングショー」の大宣伝のお陰で幻冬舎はまた大儲け間違いない。

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会は1日、安倍派の幹部4人が出席して開かれたが、4人とも口裏合わせをしているのか、「裏金には関与していない」の一点張り、疑問には何一つ答えなかった。
 自民党が予算案の自然成立を確実となる2日までの衆院通過を急いだのは、参院審議でも予算を「人質」に取られることを避けたかったためだ。立憲民主党は一時、衆院本会議での審議引き延ばし作戦に出たが、1日夜で断念した。こうした立憲民主党の作戦について、同夜放送した「報道ステーション」(テレビ朝日)も、政倫審の安倍派4人の無責任答弁の追及はほどほどで、日本維新の会や国民民主党が揶揄した「立憲民主党の議事引き延ばしは昭和のやり方」を必要以上に持ち出していた。

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