8月23日（金）メディア日記

　朝日新聞は23日朝刊で、立憲民主党の泉健太代表は代表選出馬を見送るのではないかと報じた。見出しは「泉代表に推薦人の壁　『負けるくらいなら無血開城』側近は弱気」。泉健太は野田佳彦が出馬すると立憲民主党内での右派中道グループと票を分け合うことになり、自身も不利という計算じゃないか。

　日本経済新聞は岸田文雄首相の退陣表明を受けて21、22日に「次の自民党総裁選」の緊急世論調査をした。調査は出馬が取り沙汰される議員11人から1人だけを選んでもらう形で聞いた。自民党総裁にふさわしい人を聞くと小泉進次郎元環境相が23%で首位だった。2位は石破茂元幹事長の18%、7月の世論調査から1位と2位が入れ替わった。調査はRDD方式の電話調査だが、実施した595件が回答、回答率は34.9%と少なかった。これまで出馬表明をしたのは小林鷹之一人だけ。

　甲子園の全国高校野球決勝戦で京都国際高校が関東一校を僅差で破り優勝した。京都国際の勝利をたたえる韓国語の校歌が球場内に流れると、関東第一の大応援団は大きな手拍子を送った。それに応えるように、京都国際のナインは自らの応援団にあいさつした後に、関東第一のアルプス席に向かって一礼した。すがすがしい風景だった。
　ところが京都府の西脇隆俊知事は23日、全国高校野球選手権大会で優勝した京都国際高に対し、ネット掲示板やX（ツイッター）に差別的な投稿が複数あったとして、法務局や管理者に削除を要請したと明らかにした。京都府によると、削除を要請したのは17日以降に投稿された4件。「朝鮮人は日本の大会に出るな」「韓国に帰ってください。強制送還です」といった差別的な内容だった。　2021年大会で同校がベスト4に進んだ時も掲示板などに差別的な投稿が相次ぎ、府は削除要請をした。

　日本経済新聞社は23日までに、北九州、山口県下関地区などの夕刊を、9月末で休止すると発表した。物流分野の人手不足や労務問題の深刻化により、宅配網の維持が困難になったと説明している。発行が休止されるのはほかに、福岡県の中間市と遠賀郡の4町（芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町）。発行部数は8月時点で約2700部だという。