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2月16日(金)メディア日記

 自民党は15日、派閥の裏金事件を受け、安倍、二階両派の各議員に対する聞き取り調査の報告書を公表した。91人の匿名回答で、核心の証言や記述はまったくなし。ただ、安倍派は20年以上前から組織的な裏金作りが行われていたことが分かった。20年前の会長は森喜朗だ。15日のTBS「ひるおび」でコメンテーターの田崎史郎と伊藤惇夫はそろって、「裏金の経緯をもっとも知っているのは森喜朗。だから参考人招致をすべきだ」と強調した。
 一方、東京五輪の受託収賄事件で1億9800万円のワイロを受け取ったとして起訴された高橋治之元電通専務が週刊文春(2月15日号)で、「安倍晋三に裏切られ、森喜朗に嵌められて…」と「初告白」している。またテレビは、TBS「news23」で高橋治之を単独でインタビューしたが、この番組内でも高橋は森喜朗をきびしく批判している。

 プーチン批判の急先鋒のアレクセイ・ナワリヌイ(47)が北極圏の刑務所で死亡した。ロシア当局が日本時間16日夜公表した。「報道ステーション」「NEWS23」はトップ項目で速報した。当局は発表で、「散歩後に気分が悪くなり、意識を失った。必要な措置は施したが、救急医が死亡を確認した。死因は調査中だ」としているが、誰も病死とは思っていない。プーチンの政敵は何度も逮捕され、いつのまにか粛清され、反政府運動につながりのある人々は次々拘束されている。これまで血塗られてきた舞台で生き抜いてきたプーチン。ロシアのメディアはプーチンの意のままだ。救いがたいロシア・・・。

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