1月3日(水) メディア日記

 新聞休刊日明けの3日朝刊の1面は能登半島地震と日航機と海保機の衝突で紙面はすべてが埋まった。ネットやテレビ、デジタル新聞を見ていても長い間の新聞世代としては、朝の新聞を広げるとホッとする。やはり新聞は代えがたい。「地震」を1面トップに持ってきたのは、朝日、毎日の2紙。「衝突」を持ってきたのは、読売、日経、産経、東京の4紙。
 東京新聞は3日朝刊に論説主幹の豊田洋一が「東京新聞は今年9月、創刊140年目を迎えます。長い歴史には幾多の試練もありましたが、権力や強者の側ではなく、『読者のミカタ』であるとの心構えを今後も貫きたいとの思いを強くしています。
(後略)」と書き、紙面では社説を書いている論説委員22人が顔写真入りの自己紹介を含め、漢字1文字で今後の大胆予想をした。東京新聞は毎年正月の紙面に論説委員を紹介しているが、見開き2ページを割くこの企画は読者に対して同紙が開かれた新聞であることをアピールする意味なのだろう。

 共同通信によると、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を巡り、米政財界で主流を占めるイスラエル支持の保守派から辞任圧力にさらされた名門ハーバード大のクローディン・ゲイ学長(53)が2日、辞任した。人種差別と米政治を専門とするゲイは昨年7月、黒人初の学長に就任していた。 学内で反戦デモが拡大した昨年12月5日、ゲイはペンシルベニア大、マサチューセッツ工科大(MIT)の学長と共に、共和党が多数派の下院教育労働委員会の公聴会に出席。ユダヤ人大量虐殺を呼びかけることが学内の規則に違反するかどうか問われ「文脈によってはそうなることもある」と回答した。

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