12月5日(火)メディア日記

 週刊ポストは12月15日号で、にわかに注目を集めている官房機密費(内閣官房報償費)実態を特集した。同誌はこれまで何度も官房機密費を取り上げているが、「もっとも使ったのは菅義偉」と書き、安倍内閣の官房長官在任中の7年8か月に総額86億8000万円を支出したと指摘。同誌はこの中で、メディア対策に使われる機密費の重要な使途の一つだと次のように書いた。
「有力な新聞記者、評論家、ジャーナリストに機密費を渡すことで、政権に有利な世論へと誘導してもらう。・・・これが日常化している。年金問題などでメディアの猛批判を浴びて退陣に追い込まれた安倍元首相が、政権に返り咲くと新聞・テレビのトップとたびたび会食を重ね、大メディアを籠絡していったが、そうした宴席の費用も官房機密費が使われたと見られている。この有形無形のカネをこっそりもらったマスコミの連中は多いはずだ」。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?