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局員と制作会社員の差

どうも。ゆーしんです。

今回はタイトルにありますように、テレビ局員と制作会社員や派遣社員との差について書いていきたいと思います。

皆様もご存知のように、テレビ局には大勢の人たちがおり、その大勢の人たちの力で1つ1つの番組が成り立っています。しかし、私の体感的に一つの番組の制作チームのうち、局員は1割から2割くらいしかいません。局員はそもそもの人数自体が少ないからです。

そして、局員になるためには就活で非常に高い倍率を勝ち抜く必要があります。だからこそ、局員たちの学歴は高く、あるいは学生時代にスポーツなどで相応の経歴を残してきた人が多いです。

では、局員とテレビ局で働くそれ以外の方達の違いはどのようなものがあるのか?

まず、働く時間やその業務内容はほとんど同じと言ってよいと思います。局員たちもADを経験しますし、テレビ業界によく言われるようなブラックな勤務時間で働きます。

しかし、局員たちの方が出世スピードは早く、ほぼ局員だけがプロデューサーなど決定権のあるポジションにつくことができます。ADでいる期間も短いです。それゆえに、年上のADに指示を出すこともあります。

でも、だからといって局員たちが会社内で恭しく扱われたりとかはないです。勤続年数が長い人ほど立場は上ですので、もちろん敬語で話します。初めて仕事が一緒になるカメラマンや音声さんに局員かどうか聞かれることは結構ありますが。

それと、局員はテレビ局を運営していかないといけないので、営業部や人事部、総務部などに配属される可能性があります。皆がみな、番組制作に携われるわけではありません。一方で、制作会社の人たちは高い確率で制作系の仕事に携わることができます。番組制作という面だけで考えると、制作会社の方達の方が能力が高いと感じることもあります。

そして、給料は局員の方が2〜3倍ほど高いです。世間一般に比べてもそれなりに良い給料をもらっていると思います。残業代は残業するだけ青天井で出ます(最近は残業時間が削られつつありますが)。ボーナスも比較的多く出ます。(脱線しますが、局員に年収の大半が残業代やボーナスによって形成されています。テレビの広告費の減少が止まらない今、このボーナスがどんどん減っていき、これまでのような甘い蜜を吸うことはできないのではないか、という不安が局員の中でも広がっています。) 一方で、制作会社の方達は基本的にみなし残業で、何十時間を超えてやっと残業代がつくという会社が多いように感じます。

以上のように、世間一般でよく言われているような、テレビ局には大きな格差が存在するという話は間違ってはいません。それが良いか悪いかは現在、(比較的恵まれた) 局員の立場にある私が議論しても、大きなバイアスのかかった結論しか導くことしかできないと思います。読者の皆様はどうお考えになるでしょうか?少し気になるところです。

それでは失礼いたします。

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