【ゼミ紹介】横山真弘先生編

こんにちは。なるしまです。
春を迎え温かく…と思いきやむしろ夏の様な暑さ…と思えば急に寒く…。寒暖差の激しい日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
今回は千葉商科大学サービス創造学部のゼミナール紹介というテーマで、横山真弘よこやままさひろ先生に取材させていただきました。
先生の担当する講義やゼミナールでどんなことをテーマに行なっているのかをお伺いしてきました。皆さんの今後のゼミ選びや履修の参考になればと思います。

横山真弘先生

サービス創造学部の教員になるまで

『大学は理系(電気通信大学)で、モノの品質について研究していました。そこで博士(工学)を取得したあと、中央大学の理工学部で助教として研究活動を行なっていました。その後、厚生労働省所管の職業能力開発総合大学校に着任し、生産管理や統計学について教育活動と研究活動をしていました。それから2020年4月に千葉商科大学にデータ分析を担当する教員として採用していただきました。』

現在の担当講義は、IoTやAIを扱う「サービスと情報通信技術1」「サービスと情報通信技術2」、「サービスとデータマイニング」。最近では特別講義の「サービスとデータサイエンス」など、データ分析について教える事が増えてきたそうです。また、今年度からは「プロジェクト実践」の「スポーツビジネス・プロジェクト」の担当教員にもなり、どんどんお忙しくなっています。

専門分野

『元々は、統計的品質管理と信頼性工学という分野で研究をしていました。要はモノの品質をどうやって担保するのかについてですね。モノの寿命データの分析をして、製品が壊れるタイミングを使われ方に応じて予測することで、最適なメンテナンス計画を立てるという事を研究していました。職業能力開発総合大学校では、生産管理という分野で、製造業で主に用いられるBOM(Bill Of Materials:部品構成表)について研究していました。生産管理では、QCD(Quality Cost Delivery)のバランスや生産効率について研究していました。今はサービスの品質について研究しています。今までは「モノ」の品質を研究していましたが、今は「サービス」に対象を移して研究しています。サービスをどう評価し、それをどうサービスの設計に活かすか。今までのバックグラウンドをサービスの分野で展開しています。』

ゼミナールの内容

『ゼミではいくつかテーマを持っていて、IoT、DX、Webマーケティングについて研究しています。IoT分野では、THE UniversityDINING(本学学食)にIoTセンサーを設置して、来店者データを可視化に取り組みました。買った人のデータだけでなく滞在している人達のデータを取って現状把握をするということを行なっています。
DX分野では、リラックスサービス・プロジェクト(学部内講義プロジェクト実践の一つ)と協力して、モバイルアプリの企画・実装を行い、イベントにおけるチケットの電子化やアンケートデータの分析などで活用しています。アプリは既存のプラットフォームを利用してノーコードで作成しています。
Webマーケティングにも取り組んでいて、SNSの企画運用をして、効果測定を行う事をしています。効果測定を行うことでPDCAサイクルを回して、効果的な活用方法や、SNS運用の企画などを行い、企業にも報告したりしています。
データ活用のアイデアを形にし、プロジェクトで活用する。学部の3つの学び(学問から学ぶ、企業から学ぶ、活動から学ぶ)をしっかりと連携させるゼミになるようにしています。』

アプリの開発は、プログラミング言語を使ったものでは無いので、初心者でも挑戦しやすいモノだそうです。ゼミの活動の中で学部の3つの学びを結びつけて学ぶ事が出来るのはとても理想的なゼミなのではないかと感じました。今後働いていく中で様々なデータを扱う事になると思います。そういった事からも、データをどう捉え活用していくのかを学べるのはとても魅力的だと思いました。

まとめ

横山先生の現在の専門は、「サービスの品質」について。IoTやAI、データ分析についての講義を担当しています。そのためゼミでも、IoTやDXを活用したデータ分析などを行なっているそうです。
昨年、各プロジェクトの取材を行なう中でも何度かお会いすることもあり、とても勉強熱心な先生だという印象がありました。取材を通じて、その印象が更に深まりました。
取材後、横山先生は「昔から塾講師もしていたから、授業が好きなのかもね。」と笑っていました。

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