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【虫嫌い必見!!】市川自然博物館に学ぶ虫との付き合い方

「嫌いなのはしょうがない でも虫も生きている」



どーも、オクトです🐙
7月に入り“むし”暑い季節になりましたね


( ^ω^)・・・



さて!!!


他己紹介でもちらっと紹介されたのですが
生き物好きなんです!!!
哺乳類も爬虫類も軟体動物も

そして!
昆虫類も好きなんです!!!!

そこで今回は昆虫も見ることができる『市川自然博物館』を取材させていただきました!!!!👏👏👏

市川自然博物館は市川市動植物園の中にある施設でなんと入館料無料
博物館のみの利用であれば受付でその旨を伝えることで無料で入館できます






【親しみやすい展示】

館内を回ってみると生き物の形におられた折り紙や手書きのイラストが多く見受けられました。


折り紙のカエルやウーパールーパー

―手作り感のある展示が多いのはなぜですか

来てくれるのが小学校低学年くらいまでの子が多いからその年代が受け入れやすい展示にしています
学芸員の実習生やボランティアの方が作ってくれてるんですよ

生き物の展示もね、ホームセンターで揃う物を使うようにしていて
家でも飼育できるようにっていうのと、あと小さい子は小さいケース並んでいるほうが面白いみたい(笑)


小さい子に大人気のゲーム式クイズもありました!


―特にこだわりのある展示はありますか

もちろん全部こだわりをもってやっていますが、、、
一番大変なのは飼育展示かな
でも生き物いたほうが嬉しいでしょ?建物の中で説明書き見るだけだと興味持ってくれないから笑
ここは外と中の中間みたいな
外で生き物を見つけられたらそれが一番だけど難しいからここの展示で生き物を見て興味をもってから外で探してみてほしい

生き物の展示は特別展示室でされています(サムネイルの場所です)
アマガエルやオオカマキリ、ウーパールーパー、ヤゴなど
生き物の成長を見ることもできちゃう!
期間ごとに少しずつ変わるそうなのでこの記事とは違う展示が楽しめます!

いろんな年齢のウーパールーパーが見られました♪


【生き物】

―市川にいる特徴的な生き物はいますか

特徴的かはわからないけど市指定天然記念物の「ヒヌマイトトンボ」っていうのならいるよ
絶滅危惧種に指定されているんだけど江戸川の下流にいるんだよね
細くてオスは体に緑色の紋があって綺麗なんだけど捕まえちゃだめだからね


―珍しい生き物第1位のアルビノ個体(突然変異で全身白い子)のアオダイショウはどこで出会ったんですか

家に蛇が出たって市役所に連絡があって捕まえたらアルビノ個体だったので、それでもらっちゃった
ここら辺には生物系の施設が少ないから珍しい生き物がいると時々、連絡があるんだよね

オクトよりも年上…!


―アルビノ個体のアマガエルもいるんですね。アルビノってこんなにいるものなんですか!?

突然変異だからねー(笑)
変異が発生しない限りいないから探そうとしても見つからない

珍しい生き物は誰かが見つけて博物館に連絡してくれたものが多いそうです
親しみやすい博物館ならではの展示です!

青いアマガエルのアオちゃんもいた カワイイ♡



【自然との共存】

展示の中には「都市化した自然」という場所もあり、カラスやタヌキ、他にも植物など多くの種類がどのように適応しているのか見ることができました。


ひっつきむしとほくろちゃんの手
実は全ての写真は、ほくろちゃん撮影



―市川市は都市部に近いのに自然が多い理由は何ですか

市川は梨が有名でしょ
梨園が多くてその周りも草木が多いから自然が多くなるんだよね
あと河川敷とかってよくグラウンドになってたりするけど市川の江戸川って里見公園のところは坂川っていう河川との合流地点だから地形的に利用がむずかしくて人の手があまり加えられてないんだよね
だから絶滅危惧種のフジバカマっていう植物が生えていたりする
ある意味たまたまなんだよ(笑)

― 地理が要因なだけで偶然なんですね!
そういう場所の大切さに気付いて多くの人が守ろうとしてくれたからでもあるんだけどね
あとは市川の人も都市化すると疲れちゃうんじゃないかな
東京に働きに行って帰ってきても同じ景色ってよりかは自然が多くあったほうが癒されるから


カラスは都市に適応していった生き物の代表例

 ―虫が嫌いでも共存していくにはどうすればいいですか

嫌いなものは嫌いだからしょうがない
けど殲滅させる必要はないよね
みんな生きてるからリスペクトして(笑)
生き物がいなくなったら私たちも滅びるから
進化の歴史もあってそれぞれの生き物が工夫して暮らしてますよって伝わればいいのかな
極端な人だと生き物を「人と犬と猫とそれ以外」に分けてそれ以外の生き物のことはどうでもいい、関心がない、みたいになっちゃうけど
それ以外の生き物も大事面白いから!

―抽象的でふわっとした質問なのに具体的な回答ありがとうございます
いやいやいや いつも考えていることだから(笑)
虫が嫌いになるのって小さいころに触れ合いがなかったからかなって
それでいうとゲームって大事だよ!どうぶつの森とか少し前でいうとムシキングとかね
そこで虫に興味持って本物を見たときに感動してくれたらいいな

確かにオクトは「おいでよどうぶつの森」の頃からやっていたし
朝起きたら家の中にセミがいた環境だったからな(-ω-;)

母の悲鳴で起きた 父よ…


でも共存って難しくて人間側が共存したくても野生動物はその気がないから熊とか襲ってくるでしょ
だからある程度線を引いたりときにはたたかうことも大事
おとぎ話じゃないからね
そこらへんも含めて自然を見ることができると本当の意味での共存になるんじゃないかな


タヌキやハクビシンなど、1度森に帰ったが都市に棲みついた生き物たち



―1人1人ができる自然を守る方法はありますか

都市計画とかで決まったことは1人1人で変えることは難しいけど、、、
でも机上論はやめてほしいね
木を切ることに反対する人いるけど木を切っても切り株から新しい木が伸びてきたり鳥がタネを運んできたりして必ず木が生えてくるそういう風土の国だから大丈夫
むしろ大きい木が1本枯れることで太陽の光を受けて新しい自然ができることもある
『もののけ姫』で森が枯れたときも草花が咲いていてあの場所ってきっと時間たつと元の森になる
神様の森になるまでには気が遠くなるような時間がかかるかもしれないけど、どっちも自然であることに変わりない
自然は変化するものだからその一瞬だけ見て善悪決めないで

自然は循環するものなので善と悪に二極化する必要はないとのこと!



【おわりに】

虫を嫌いな人は多いと思いますが、この記事を読んで虫や自然に対する姿勢が少しでも変わったら嬉しいです( *´꒳`*)

小さい子が多く来館されるとのことでベビーベッドや授乳室もありました
建物の中なので暑い季節でも熱中症の心配ありません!
動植物園の休憩としても、自然博物館のみの利用でも充分楽しむことができます!
職員の方もみなさん気さくで優しい方ばかりなので
ぜひ行ってみてください!

最後に改めて
お話を伺った学芸員の方をはじめ、市川市自然博物館の皆様、快く取材を受けていただきありがとうございました!

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