自分の半分
多分うまく言葉にならないと思う。
ごめんなさい。気持ちの整理の場として使わせてください。
双子の姉がいた。
5ヶ月ほど前に過去形になってしまった。
交通事故だったらしい。夜に見通しの悪い交差点で、一時停止をしなかった車にはねられた。
少しだけ触れたことがあるけど、想像するようなキラキラした姉妹関係ではなかった。
彼女だけ望まれて、愛されていたことへの嫉妬や恨みがなかった って言えば嘘になってしまう。
いつも親を怒らせてしまっていたせいで家の空気が悪いことも多かった。だから彼女は私を疎ましく思っていたかもしれない。
でも 私は嫌いにはなれなかった。
望まれていたのは彼女だけだったのは変わらない事実だけど、それでも同じ日に生まれたたった1人だけの姉妹だったから。
突然、実家に住む父親から、
〇〇が事故にあった。っていう内容のLINEが来た。息が止まるかと思った。
嘘だと思いたかったし、信じたくなかった。
うまく頭も回らなくて、飛行機もないのにとにかく家を出ようとしたのだけは覚えてる。
でも すぐに一緒に住んでいる母親が来て、
着ていたTシャツの胸元を掴まれた。
「なんでお前じゃなくて〇〇なんや」
「死ぬならお前が死ね」 って。
急に全部現実なんや って気づいた。
母親からの言葉もあげられた拳もどうでよかった。
ただ 現実だという事実が怖くて、苦しくて涙も出なかった。
何とかして実家に帰ろうと思ったけど結局それも叶わなかった。
「会わせるつもりも、家にいれるつもりもない」そう言われてしまったから。
うちの親は言い切ったら撤回はない。
それは今までの経験からわかってはいたけど耐えられなかった。
会わせてももらえないままなんて、現実を受け入れられなかった。
そのあとのことは上手く言葉にできない。
ただ 次の日にバタバタと支度をして出ていく母親と、何も受け入れられないまま仕事に行くしか選択肢のなかった自分がいただけ。
多分相当ひどい顔してたんだろうな。
出勤して1言目に同期の子からかけられた言葉が「しんだような顔してるけどどうしたん?」だった。
誤魔化し方も笑い方も分からなくて、「大丈夫」って言うしかなかった。
それからは親からの「なんであの子が、なんでお前じゃない」そんな言葉を聞かされては自分でも自分を責めるしかない。そんな毎日。
何日も、何週間も上手く笑えなくて、空気が薄かった。
今は少し時間も経って、そういった考えに陥る時間も減ったけど、ふとした時今でも考える。
もし 逆だったら。
意味なんてないってわかっててもどうしても頭から離れてくれない。
でも 彼女の代わりにはなれないから。
いつか ちゃんと自分自身として胸を張って生きていられる日が来たらいいな って思う。
力がなかったから、あの時会いに行けなくてごめんね。
貴女がいなくなってからは、自分の中のなにかが欠けてしまったように感じる。
まだ苦しくて一度も行けてないお墓参り。
今なら行けるかな。
会って、思ってること伝えられるかな。
遅かったかもしれない、でも伝えに行きたいと思う。