消化管出血の轍
私の見舞われた消化管出血について、一症例として書き残します。これからの症例の糧となることを望みます。
〈まずは結論として〉
■消化管出血は、ピロリ菌+ストレス+老化+素質でしょう。
だからこそ
■ピロリ菌除菌はしっかりと行うべき。
ピロリ菌陽性
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ピロリ菌除菌療法(投薬)1週間
*私はここで終わっていた(>_<)無知でした( ;∀;)
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除菌療法後4週以降に除菌判定
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除菌成功(8割) 除菌失敗
2次除菌(投薬)
95%は除菌成功
*私は、1次除菌で安心しきっていたのです。
■消化管出血って意外と特定困難
①第1次戦闘(平成28年12月)
#黒色便発見から
〇〇クリニック///胃カメラ
曰く、過去の十二指腸潰瘍跡あるが、大丈夫でしょう。
#入浴後、大量下血
〇〇医師会病院///胃カメラ、大腸ファイバー、腸CT
曰く、特に問題なし。
#輸血必要から
C日赤病院///カプセル内視鏡、下部ダブルバルーン内視鏡検査
曰く、十二指腸潰瘍or大腸の憩室orメッケル憩室?特定できず。
②第2次戦闘(平成30年9月)
#再び黒色便
〇〇医師会病院
#トイレ後、脳貧血
〇〇日赤病院///上部ダブルバルーン内視鏡検査
曰く、十二指腸球後部輪状潰瘍が濃厚
ピロリ菌、生きてるよ!( ゚Д゚)
〈ピロリ菌とは〉
〈第1次戦闘〉平成28年12月
1日:〇〇医療技術専門学校講義
4日:映画「君の名は」ボッチ鑑賞
5日:妻の迎えのため空港へ。この頃から風邪症状
8日:〇〇中学校講演。葛根湯+のど飴
その夜、我が職場の理事長祝賀会(呑み会)参加も体調不良
9日:〇〇クリニック受診。これより3日間、風邪薬服用
13日:AM黒色便発見。〇〇クリニック受診。胃薬服用。
14日:AM胃カメラ。「過去の十二指腸潰瘍の瘢痕あるも、大丈夫だう」。
一応、十二指腸潰瘍の薬服用。
16日:入浴後、多量下血、脳貧血で動けず。
助けを呼べど、居間で妻の高笑いが響く( ;∀;)
〇〇医師会病院入院。点滴、採血、胃カメラ、大腸ファイバー、
腸CT検査を行うも、特に問題なし( ゚Д゚)
19日:貧血が進み輸血が必要とのことで、〇〇日赤病院転院。絶食、点滴、採血、輸血3本。
20日:カプセル内視鏡実施
21日:3Drの説明が、十二指腸潰瘍?大腸憩室出血?下部小腸出血?定まら
ない。26日に下部消化管ダブルバルーン小腸内視鏡検査とのことで、
そこまで絶食(>_<)
22日:病棟を回る讃美歌行列(日赤ってキリスト教だったんだ!)
24日:巷はクリスマスイブ。私は病院で絶食。
虚しさからティッシュの空箱でショートケーキを作る
25日:絶食もストレスだろうということで流動食。食後の疲労感が半端な
い。食事というのはこんなに消化管に負担をかけていることを実感。
明日の検査に向けて下剤(液体)、そして追い下剤(錠剤)
26日:早朝から本格的下剤。これはさすがにきつい(>_<)
下部消化管ダブルバルーン小腸内視鏡検査
[最終的結果]小腸にメッケル憩室がある。大腸に憩室2個。
「どちらからの出血かは不明。もし原因がメッケル憩室だとオペが必
要でしょう」とのこと。そして不明のまま私の点滴生活は終わった
(;^ω^)その後、徐々に食事を普通職に戻していき・・・
31日:ようやく退院。大晦日だった。
〈第2次戦闘〉平成30年9月
12日:〇〇建設会社と商談(これはストレスだった)、体調不良。
13日:〇〇PTA連合会の方から講演依頼。
その夜、黒色便(うお~これはっ・・・)
〇〇医師会病院入院
14日:トイレ後、脳貧血
〇〇日赤病院転院。向こうの方で「あり得ないだろう」との声が聞こ
える。早々に上部消化管ダブルバルーン内視鏡検査。抜去時に「ん?
潰瘍だよ」、十二指腸の潰瘍の可能性が高まる。再び、絶食・点滴生
活に突入
15日:むかむか~、ふらふら~。
16日:鉄製剤投入、いくらか気分復調。ラーメン食べたいな~(*´Д`)
17日:検査に向けて下剤。
18日:早朝より完全無欠の下剤(これがまたきつい(>_<)
消化管ダブルバルーン内視鏡検査
メッケル憩室は論外だった(あり得ないと言ったのはこのこと)
大腸に憩室1個
大腸にポリープ1個(切り取りました)
十二指腸球後部輪状潰瘍で決まりだろう。
ピロリ菌、生きてるよ!
20日:退院、ピロリ菌撲滅へ
〈現在〉令和4年6月
その後、特に問題なく過ごせています。ストレスがないわけでもないし、体質が変わったわけでもなく、年齢は着実に更新されています。ということは、やはり、ピロリ菌が居るか居ないかが大きいようです。
皆さんも、ピロリ菌が居ましたら早めにしっかりと除菌しましょう(^^)/