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【読書】高野秀行(著)『謎の独立国家ソマリランド』を読み進める。

高野秀行(著)『謎の独立国家ソマリランド』を読み進めています。
著者の高野秀行さんがソマリランドに行かれたのは、2009年となっています。今から15年も前のことです。
現在、ソマリランドがどうなっているのか少し調べてみたところ、いまだに世界の各国は独立国家と認めていません。ソマリランドを国家と認めると、他の国へも影響が出るため、簡単には認められないデリケートな事情があるようです。

世界史に興味が湧いていた頃に買った本を読み返しても、アフリカのことはほとんど書かれていません。
アフリカ大陸の地中海に面した北部は、世界史という物語の舞台となりましたが、中央部から南部は大航海時代以降の物語となります。
ソマリランド(というかソマリア)は、1827年にイギリスの東アフリカ会社が協定を結びました。やっぱりまたあのイギリスか、という感じです。

高野秀行さんのノンフィクションを読んでいると、その地のことだけではなく、世界の歴史や情勢の勉強になります。
同じ人間と人間が、何故いつまでも争わなければならないのか、少しずつですが見えてきます。

私は、読書はあくまで娯楽だと思っています。しかし、楽しみながら学べるのが、読書という娯楽です。とくに高野秀行さんの作品は、学べることが多くあります。また、笑えることも多いのが凄いところです。

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