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【読書】『自分を変える心理学』 〜國分康孝さんに救われた30代〜

私がまだガラスの30代だった頃、國分康孝さんという方が書かれた本に出会い、心を救われた経験があります。
読むだけで気持ちが楽になる本、元気が出る本というのに、何度か出会ったことがあります。
この本は、そういった本の内の一冊です。

当時、カウンセラーという言葉は、あまり一般的には知られていませんでした。
心理学の本は、他にもたくさんあったのかもしれませんが、私はこの本を読んで、気持ちがとても楽になりました。
なぜ、この本に出会ったのか、今では全く思い出せません。
本との出会いといういうのは、得手してそういうものなのかもしれません。

この本を読んで、考え方が大きく変わったかと言われれば、少し微妙なところがあります。
しかし、少しでも変わると、人生は長いので、10年後とか20年後に行き着くところは、大きく変わることになります。
本を読んで、たとえ1パーセントでも変わることができれば、それは大きな変化といえます。

最近、YouTubeで検索してみると、『國文康孝の談話室』という動画がヒットしました。
國分康孝さんは、とても優しい語り口調で、想像通りの方でした。

國分康孝さんは、2018年4月に亡くなられていました。
87歳だったとのことです。
動画を撮られたのは、83歳ということですので、今から10年ほど前ということになります。
もしかしたら、頑張ればお会いしてお礼を言えたかもしれません。
後悔する前に、お会いしたいと思う人がいれば、ダメ元でも努力をしてみるということは、大切なことではないかと思います。
もし、お会いできなくても、それはそれで仕方のないことです。
最初から、会える筈がないと、諦めるのは勿体無い人生です。
國分康孝さんの動画を見て、そういうことを強く感じました。

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