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【読書】馳星周(著)『少年と犬』を、読み進める。

馳星周(著)『少年と犬』という小説を、読み進めています。
犬が主役の物語りですが、当然、犬が人間の言葉を話す訳ではありません。

登場する犬は、仕草だけで感情を表します。
頭の中では、いかにも人間の言葉で考えているような仕草をします。それは単なる人間の妄想なのかも知れませんが、何かを考えているのは確かなのです。

そういえば昔、犬がワープロのキーボードを打って、文字を入力するという映画を観たのを思い出しました。30年以上も前のことなので、タイトルやストーリーは忘れてしまいましたが、かなり笑えました。
犬の声帯の構造を考えると、人間の言葉を話せる訳がないのですが、キーボードを打つことは、全く不可能なことではありません。


動物は人間の言葉を何処まで理解をしているのでしょうか。盲導犬や介護犬、それに警察犬や災害救助犬など、人間のパートナーとして仕事をする犬はたくさんいます。
犬よりも猿の方が頭は良さそうだし、器用だと思うんですが、介護猿や救護猿ってあまり聞いたことがないのは何故でしょうか。

介護猫や警察豚なんかは、考えただけでも無理そうです。その点、馬や牛はかなり人間の役に立ってきました。
産業革命以前は、馬が移動手段に使われてきましたし、牛も農作業を行なってきました。

地球上には、数えきれない種類の動物が存在しています。そんな中でも、人間と暮らせる動物は限られています。
犬と一緒に暮らせても、狼とは暮らせません。
ライオンや熊などは、動物園やサーカスで飼われているような例外はありますが、基本的には人間を襲います。

犬という動物は、昔から人間と暮らしてきたという歴史があります。そして実際に、絆が生まれたというドラマも、たくさんあるのです。
『少年と犬』という物語りも、最後にはとてつもない感動的なドラマが待っている予感がします。
そのドラマを、楽しみに読み進めています。

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