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年末調整の書類に出てくる漢字

会社員にとって、毎年恒例の「年末調整」の季節になりました。
毎月の給与から源泉徴収されている税金から、払い過ぎている分を返してもらう書類を作って、会社に提出をするのです。

場合によっては、源泉徴収で払った税金の金額では少なすぎるので、追加で払わなければならないこともあります。

そんな年末調整の書類ですが、毎年、記入しながら思うことがあります。
それは、普段あまり使わない漢字が出てくることです。


配偶者

「配偶者」という単語ですが、今でこそ意味がわかりますが、高校を卒業して働き始めた頃、年末調整の書類だったのか他の書類だったのか忘れましたが、「配偶者(あり・なし)」のところに丸をするようになっていて、まだ結婚もしていなかった私にとって「配偶者」って何?っていう感じでした。

こんな言葉、学校では習わなかったような気がします。
学校側としては教えたつもりかもしれませんが、もしそうであれば、私がボーッとしていただけなのかもしれません。
いつも学生時代はボーッとしていたので、その可能性は高いです。


寡婦

今年も書類を見ていて(今年から弊社もネットでの申請になったのですが)
新たなというか、見たことはあるのですが、普段はあまり使わない漢字が出てきました。

「寡婦控除」というのがあります。
「寡婦(カフ)」とは、結婚をしていたパートナーと死別したり離婚をした後、再婚せずにいる方のこと言います。
「寡婦」は女性で「寡夫」は男性です。

ちなみに「寡婦」を国語辞典で調べてみると

「女やもめ」の意の漢語的表現
新明解国語辞典 第【八】版

と書かれています。

今、「やもめ」とキーボードで打つと「寡婦」と変換候補が出てきました。
「寡婦」と書いて「やもめ」とも読めるのです。
新しい発見です。

ちなみに「やもめ(寡婦)」を国語辞典で調べてみると

後家。未亡人。
新明解国語辞典 第【八】版

と書かれています。


扶養

「扶養」という単語はよく聞くし、よく使う言葉ではあります。
しかし、どことなく違和感を感じるのは私でけでしょうか。

収入と所得

「収入」はわかります。
でも、「所得」といわれると、はっきりと説明をする自信がなくなります。
「収入」と「所得」の違いが、意外とうやむやにしている人が多いと思います。

「年収はどのくらいですか?」と聞かれたら、会社から支払われる総支給額を答えればいいのか、手取り額を答えればいいのかよくわからないことがあります。
もしくは所得額を答えればいいのでしょうか。

「所得」とは、「収入」から必要経費や控除額などを差し引いた、会社員の「利益」に該当するものです。
税金は「収入」に対して計算されるものではなく、あくまでも「利益」に対して計算されるのです。


意図的な作戦か

普段使わない単語を使うから、このような書類が苦手になってしまうのです。

ややこしい言葉を使って、国民をそっちの方に気を向かせておこうという、日本政府の作戦だと感じます。意図的に、税金のことを深く考えることをさせないようにしているのです。

その手にはのりません。
返してもらうものは、返してもらいます。
払いすぎているのですから。


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