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【読書】スエヒロ(著)『戦国時代のタイムライン』は、日本史を学ぶ入り口の本として最適。

スエヒロ(著)『戦国時代のタイムライン』は、もしも戦国時代にスマホがあって、武将たちがSNSで繋がっていたら・・・ということを想定して書かれた本です。
私はこの本を、通読ではなく、時々パラパラっとページをめくって、少しづつ読んで楽しんでいます。
スマホの書籍バージョンのように、読んでいるのです。

戦国時代の武将同士も、手紙でのやり取りはそれなりにしていたようです。
それが、古文書として今も残っています。
時代劇なんかで、折り畳まれた横に長い紙を勢いよく広げて読む、あの手紙のことです。
なぜ、あんなに勢いよく広げなければならないのか、いつも不思議に思って見ています。

日本史で人気があるのはなんといっても、戦国時代です。
戦国時代が始まったきっかけは、一般的に「応仁の乱」と言われています。
ただ、この「応仁の乱」ですが、正直言ってあまり派手さはありません。
戦国時代のように、スター選手がいないのです。

そもそも「応仁の乱」っていうのは、誰と誰の戦いなのか?
それさえも、知っている人はそんなに多くないような気がします。

「応仁の乱」の原因の発端は、足利将軍家の後継者問題です。
1467年(応仁元年)に始まって、11年間続きました。
応仁元年に始まったから、「応仁の乱」なんですね。
戦乱の中心地が京都だったから大変です。
現代でいうと、東京都内が戦場になるようなものです。

当時、将軍家には二人の次期将軍の候補者がいました。
その二人はまだ幼かった為、それぞれ後見がいました。
その後見が、細川勝元と山名宗全です。
この二人が将軍家での覇権を争って対立したのが、「応仁の乱」が起こった原因です。
細川勝元も山名宗全も、日本史の中では、あまり知名度は高くありません。織田信長や豊臣秀吉、徳川家康のような派手さはないですよね。

「応仁の乱」によって、室町幕府の権威は失墜し、北条早雲や斎藤道三が台頭する、下剋上の時代に突入していきます。
その後に、スター選手が続々と登場してきます。

スエヒロ(著)『戦国時代のタイムライン』は、簡単に日本史が学べる本です。
長い文章を読むのが得意でない人も、スマホ感覚で簡単に読めます。
日本史を学ぶための、入り口の本として最適です。


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