【読書】『完全シミュレーション 台湾侵攻戦争』を読了。
神奈川横須賀市の、京浜急行本線、汐入駅を下車して、北に向かうと大きなショッピングモールがあり、その横を抜けていくと湾になった海があります。そこからは、海上自衛隊の軍艦や潜水艦を見ることができます。
「YOKOSUKA軍港めぐり」というクルーズ船に乗れば、海上自衛隊だけでなく、米軍の軍艦も見ることができ、日によっては、空母「ロナルド・レーガン」が停泊していることもあります。
太平洋戦争が終わって、20年後にこの世に生また私は、戦争は絶対にいけないことと教育をされてきました。今から考えると、私の周りにはまだ、現実に戦争の記憶がある人がたくさんいたのです。私は、無意識のうちに、日本は何があっても戦争を放棄するものと思って育ったのです。
今、私の周りには、現実の戦争の記憶がある人は、殆どいなくなりました。
その代わり、世界のどこかで起こっている戦争を、テレビやスマートフォンで、ほぼリアルに見ることができます。それでもそれは、あくまで画面の中であって、視覚的にはゲームと大して変わりません。
2022年2月に、ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。当初、ウクライナは直ぐに陥落するという報道が多かったように思います。
その後、欧米諸国の支援もあって、ウクライナは善戦を続けています。
中には、完全にウクライナが優勢という報道もあるのですが、2023年9月現在でも、両国の攻防は続き、終わりが見えない状況になっています。
戦争は、シミュレーション通りにはならなということが、この状況を見ても明白です。
ただし、あらゆるシミュレーションをしておかないと、準備はできません。
中国が台湾に侵攻すれば、間違いなく日本も巻き込まれるます。
日本人の私としては、誰一人として戦争で命を落とすことには反対です。
子供の頃は、日本は何があっても戦争を放棄するものだと思ってきましたが、歳をとっていろんな経験をし、知識と得ていくと、残念ながらそんな簡単な問題でないことがはっきりしてきます。
今後、起こる可能性について目を逸らさずに、あらゆるシミュレーションをしておくべきなのです。
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