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【読書】『成瀬は天下を取りにいく』を読了|ときめき江州音頭|涙は花粉症のせいではなかった

宮島未奈(著)『成瀬は天下を取りにいく』という小説を読了しました。
この小説は、「2024年本屋大賞」ノミネート作品です。
最近の本屋大賞受賞作品は、少し重めの内容の小説が多いように思います。個人的には、『成瀬は天下を取りにいく』のような作品に、大賞を受賞してほしいなと思っています。

最終章の「ときめき江州音頭」を読んでいると、なぜか目に涙がたまってきました。花粉症のせいかなと思ったのですが、鼻の奥がツンとくる感覚は、そうではないことが自分でもわかります。
元々涙脆い方でしたが、歳をとるとより一層ひどくなってきているようです。ちょっとしたことで、涙が溢れてくるのです。

いい物語りほど、終わりが近づいてくると寂しくなってきます。
しかし、嬉しいことにこの物語りには続編があるのです。
タイトル『成瀬は信じた道をいく』です。
表紙のイラストをみると「琵琶湖大津観光大使」と書かれたタスキをかけて、腕組みをしている成瀬あかりがいます。

続編では、どのような成瀬あかり節が繰り広げられるのか、今から楽しみであります。
そして、『成瀬は天下を取りにいく』が、本屋大賞を受賞することを祈っています。

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