「本屋大賞」おめでとうございます。|みなさん、本屋さんに行きましょう。
「2024年 第21回本屋大賞」が、『成瀬は天下を取りにいく』に決まりました。
応援はしていましが、これまでの受賞作品の流れからすると、正直に言って大賞は無理かなと思っていました。
なので、発表当日もあまり気にしていなかったのですが、Xのタイムラインに流れてきたときは、びっくりしました。
宮島未奈さん、そして成瀬あかりさん、この度は本当におめでとうございます。
もう一つ嬉しかったことは、「翻訳小説部門」の第1位にファン・ボルム(著)『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』が選ばれたことです。
この作品も、昨年読んだ本の中で、とても印象に残っています。
物語りの舞台になっている本屋さんで実際に読んでいるような、不思議な気分を味わいました。
気に入った本が、本屋大賞を受賞するのは、本当に嬉しいものです。
授賞式の動画を見て、思わず拍手してしまいました。
さらに気になったのが、「発掘部門」の「超発掘本」に選ばれた、井上夢人(著)『プラスティック』です。
早速、Amazonに注文をしようと思ったのですが、既に売り切れでした。
これは、本屋さんい行って、きちんと注文をして買いしましょうということなのかもしれません。
昨年「本屋大賞」を受賞した凪良ゆうさんのスピーチで、「20年前は2万件を超す書店があったが、10年前には1万5千件になり、昨年は1万件になった。この20年で半数近くにまで減ってしまっている。」と嘆かれていました。
インターネットで簡単に本が買える便利な世の中になりましたが、本屋さんがあってこそ、私たちは本を読むことを楽しめているのです。
本屋さんに足を運んで、本を選ぶことも読書に含まれるという考えに立ち戻りたいという気持ちになりました。
本屋さんに行けば、そこには何千、何万もの物語りがあります。
みなさん、本屋さんに行きましょう。
本屋さんに行って、本を買って本を読みましょう。
本を読めば少しだけ人生変わります。
もしかしたら、大きく変わるかも知れないのです。