手抜きの年賀状ですみません。
3年前に自宅のプリンターが壊れてから、年賀状はネットで印刷業者に発注をしています。
1年目は、印刷した年賀はがきを自宅に送ってもらって、手書きでコメントを書いてから投函しました。
しかし昨年からは、印刷業者から直接投函してもらうシステムにしました。
そうすると手書きでコメントを書くことができなくなるのですが、「まあ、いいか。」というのが正直な気持ちです。
印刷したものに、手書きで一言メッセージを書くという風習は、いつ頃から始まったことなんでしょうか。
家庭にパソコンやプリンターが普及するまでは、年賀状は全て手書きでした。
字が下手な私にとって、年賀状ほど苦痛なものはありませんでした。
今年も、ネットで印刷業者に発注をしました。
宛先の住所も登録してあるので、喪中の方などをリストから外して、住所が変更されている方などの登録を変更しました。
それから、去年あたりから多くなっている「年賀状は今年で終わらせていただきます」的な挨拶文が書かれている方も、リストから外します。
「もう、年賀状は送りませんから、あなたも私には送らないでね。」という意味として私は理解をしました。
嫌味な意味ではありませんが、多分その認識で間違っていないと思ってます。
「年賀状は日本人の文化だ!」と怒る昭和のおじさんもいらっしゃると思います。
私もその考えは十分に分かる方です。
しかし、時代の流れは仕方のないものです。
年賀状を送りたい人は送ればいいし、意味がないと思う人は送らなければいいのです。
確実に時代は流れています。
何年か経つと「むかし、年賀状ってあったらしいよ」という会話になるのでしょう。
ネットで印刷業者に丸投げするのは手抜きかもしれませんが、手の抜けるところは抜く、手間をかけるところは敢えて手間をかける。
人それぞれの生き方でいいのではないかと思うのです。
手を抜いたことによって生まれた時間に、読書をしたり文章を書いたり、美術館に行ったり登山をしたりと、好きなことをするのが、一番幸せなことと思います。
人其々が生きたいように生きれる時代を、昭和のおじさんももっと楽しむべきだと思うのです。
その為には、手の抜けるところは手を抜くべきです。
今年も年賀状は、手抜きですみません。