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【読書】垣根涼介(著)『君たちに明日はない』 File.3:旧友 まで読み終える。

今週に入り、ある講義を受講し始めました。
その講義は課題を提出する必要があり、その期限も決まっているため、どうしてもそちらを優先することになり、娯楽の時間がめっきり減ってしまっています。
読書をする時間も、当然、短くなってしまっているのです。

そこでふと思ったのは、読書は娯楽なのかということです。
そもそも、娯楽とはなんなんでしょうか。
得意の新明解国語辞典で、調べてみました。

ごらく【娯楽】
生活のための労働や学業などの余暇に、遊びとして何かをしたり見たり聞いたりなどして気分転換をはかり、楽しむこと。

三省堂 新明解国語辞典 第【八】版より

「生活のための労働」と書かれているので、会社員の私の場合は、それは会社の仕事のことになります。会社の仕事以外のことは娯楽ということになるので、読書はやはり娯楽です。

読書といっても、読む本の種類によっては、完全に娯楽ではないものもあります。ビジネス書や新書は、会社の仕事の役に立つことも書かれているので、完全な娯楽ではない気がします。

では、小説は完全に娯楽でしょうか。小説によっては、仕事の内容に関する物語があったりもします。
そんなことを言い出すと、テレビや映画を見ることも、完全な娯楽ではなくなってきます。ゴルフや登山も、なんらかの形で仕事に役に立つこともあるのです。
ということは、世の中には完全なる娯楽なんてものはないということになります。

『君たちに明日はない』のFile3;旧友を読んで、仕事とは何なのか、人生とはどうあるべきなのかと、深く考えさせられました。そういう意味では、仕事のモチベーションにも関わる内容であり、完全に娯楽とは言えない物語でした。

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