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【読書】山下裕貴(著)『完全シミュレーション 台湾侵攻戦争』を読み始める。

山下裕貴(著)『完全シミュレーション 台湾侵攻戦争』を読み始めています。読みはじてみて、台湾という国のことを、私は知らなすぎると気づきました。何故か、遠いウクライナのことの方が詳しくなっているのです。

台湾とアメリカとは国交がありません。そして台湾と日本もまた、国交がないのです。国交はありませが、台湾の半導体メーカーが日本の熊本に、巨大な工場を建設しています。外交関係は無くても、民間の交流は問題は無いということです。そもそも台湾を「国」として認めていないという、本当に微妙な状況です。

地図アプリで台湾の地形を改めて見てみると、西側約3分の1は平野で、都市が点在しています。そして東側約3分の2は山地です。山地には3000メートルを超える山脈が連なっており、最高峰は玉山で、3952メートルと富士山より高く、日本の北アルプスとは比べ物にならないくらい標高の高い山脈です。

ウクライナと台湾の違いは大きいです。ウクライナは多国と陸続きの国境が殆どであるのに対し、台湾は周りを海に囲まれた島です。ウクライナは広大な平野が広がっているのに対して、台湾の3約分の2は山地です。そんな台湾を軍事侵攻しようとした場合のシミュレーションが、リアルに綴られているのが、この本です。

日本は世界で唯一の被爆国です。しかし現在では、実際に被爆した人は約12万人となっています。近い将来、確実にいなくなってしまいますが、日本では語り継がれていくことでしょう。特に教育の面では、他国よりもインパクトのある教育を行なっていくことは間違いありません。

私の周りにいる日本国民は、誰も戦争をしたいとは思っていません。思っていなくても、シミュレーションでは完全に巻き込まれます。そのとき、私たちはどうすべきかという議論をしないと、ただ現実から逃げているだけということになります。

まだ、読み始めたばかりです。夏季休暇中に読みながら、自分なりにじっくりと考えたいと思います。

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