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【読書】高野秀行(著)『謎の独立国家ソマリランド』を読みながら、国家について考える

高野秀行(著)『謎の独立国家ソマリランド』を読み進めながら、国家とは何なのか、ということを考えています。

国家という組織は、国民を守るために存在する筈です。しかし、国民を守るために他国と戦争をするというのは、愚かな話としか思えません。ソマリランドは、他国から国家として認められなくても、平和を維持できています。いろんな問題はあるのでしょうが、立派な国家だと言えます。

ロシアとウクライナ、イスラエルとパレスチナの争いが、ほぼリアルに世界中に動画が配信されています。そこには、戦う戦士が映り出されます。戦士たちは、国家のために戦っているのでしょうか、それとも民族のためなのか。信じる宗教のためでしょうか。もしくは家族を守るためかも知れません。恨み、復讐という戦士もいることでしょう。

日本という国家は、今のところは平和を維持できています。しかし、過去を振り返れば悲惨な歴史が事実としてあります。近年の世界大戦だけでなく、中世の戦国時代も、物語ではなく事実として争いをしていた過去があります。

今は平和なソマリランドも、いつまた、争いに巻き込まれるかわかりません。それはよく考えると、日本も同じかも知れません。いや、他国から国家と認めれている日本の方が、リスクは高いのかも知れないのです。

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