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【読書】伊吹有喜(著)『犬がいた季節』を読み始める。

2021年の本屋大賞ノミネート作品、伊吹有喜(著)『犬がいた季節』を読み始めています。

この物語の舞台は、三重県四日市市です。

私は2002年から8年間、三重県に住んでいたことがあったので、何処か懐かしい気持ちで読み始めています。

当時、大阪出身の私の周りでは、三重県は関西なのか中部なのかという話題によくなりました。
どちらでもいい話なのですが、どっちかはっきりしろと言われると、私の感覚では明らかに中部です。
三重県全体からみると中部なのですが、奈良県に近い伊賀市や、和歌山県に近い熊野市なんかは、どちらかというと近畿です。

ところが、言葉のイントネーションは全体的に関西弁です。
全体的には関西弁ですが、四日市から北の愛知県に近づくにつれて、関西弁のイントネーションは薄れて行きます。

物語りは、昭和63年(1988年)から始まります。
1988年といえば、プロ野球界では、南海ホークスがダイエーに身売りし、阪急ブレーブスがオリエント・リースへ身売りをした年です。
そして、川崎球場では伝説の「10.19」が行われました。
正に、激動のパ・リーグでした。
そんなことは、小説とは全く関係のない話ですが、なんか懐かしくなりました。

小説を読み始めるとき、私はできるだけ情報を遮断して読み始めます。
この小説も、あらすじやレビュー記事はほとんど読んでいません。
目次をみると、最終話は令和元年(2019年)となっているので、約30年間の物語なのかと予測をしています。



登山をするときは、地図を見たり動画を見たりして、できるだけ情報を集めないと危険です。
読書をするときは、情報を遮断するので、高い山なのか低い山なのか、登ってみないとわからない山に登っていくのようなものです。
登山道は危険なのか平坦なのか、山頂から眺めると、どんな景色が待っているのか、楽しみです。

小説を読むことで、その物語と自分の人生を重ね合わせます。
そうすると、自分の人生を俯瞰して見ることができます。
自分の生き方に後悔をしたり、時にはよくやったと褒め称えることもあります。
そして、これから生きていく上でのヒントにもなります。

読書をすることによって、人生は変わるものです。



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